俺もお前も人生の敗北者

とりあえず否定から入るネガティブ思考で常にB級嗜好なATOPのブログ

「死ぬ覚悟」と「死ぬ準備」

2016-07-09 15:56:00 | 社会問題
先日発生したバングラディッシュでのテロ。

亡くなられた方々に本当にご冥福をお祈りいたします。

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私もベトナムへ来て2年がちょうど立ちました。

今月から驚きの3年目です。

国内外問わず、不運な事故や事件に巻き込まれることはあります。

ただ、日本においてはその確率が低いだけで、海外では当然のように毎日不条理なことで命を落としている人は多いです。

ここベトナムでも、宗教的対立はほぼないですが、社会主義国家体制に対して自由主義開放的な運動はあるそうですし、政情不安がないわけではないです。

そして、昨今貧富の格差は広がっているという実感は誰にでもあるでしょうから、そういう不満が蓄積されていっているんではないかと個人的には思います。

それに加えて、ベトナムでは些細なことでのいざこざ、逆恨みによる殺傷事件が後を絶ちません。

時々読むベトナム国内の殺人事件のニュースを読むと、そこにまっとうな理由はありません。

もともと殺人にまっとうな理由なんぞないのですが、情状酌量の余地がまったくなさすぎて、理由なくひとが殺されている印象を覚えます。

それを民度が低いから仕方がないと外から見て言うのは簡単ですが、ここで生活して、ここが今いる世界である場合はそれに適合するしかありません。

今回、バングラデシュへいっていた日本人も死ぬ覚悟は頭の片隅にはあったと思います。

でも、現実感はなかったんじゃないかと思います。

私もいつか、こっちのチンピラに目をつけられて強盗にあうかもしれないという想像はしていますが、現実感はありません。

最悪、死んでしまうかもしれないという考えはありますが、現実感はありません。

ただ今回の事件のニュースを読んでいて、少し現実感がわきました。

「死ぬ覚悟」はある程度できていいても、「死ぬ準備」は全くしていなかったと気づきました。

ベトナムへ来るときに「まぁ死んでもいいかな」とある程度考えて来ましたし、今でも別にこっちで死ぬのは構わないと思っています。

でも気持ちの問題であって、現実、自分が異国で命を落とした時、そのあとどうなるか全く考えていませんでした。

そういう点で私にとっては平和ボケした頭にガツンと一発もらった事件でした。

7月8日(金)のつぶやき

2016-07-09 04:12:30 | twitter