帰国した翌日から会社に出勤していますが、
なかなかの混乱っぷりでした。
地震発生の翌日の土曜日は本来出勤でしたが、
新千歳で足止めをくらっていた関係で出勤できず、
会社に行けたのは日曜日からでした。
日曜日に会社へ行ってみると、
ものも壊れておらず、散らかってもいないし、
従業員用のエレベーターが使えないだけで、
施設としては特に何も問題は発生していませんでした。
お客さんもとくに多くなく、
朝から晩まで終日いましたがひたすら暇でした。
ただ状況が一変するのは翌日でした。
月曜日から輪番停電・計画停電が始まりました。
まず出社する手だてが失われていました。
もともと遅番だったこともあり、朝から静観していました。
会社と連絡を取って指示を仰いでみたら、
「会社としてはタクシーを使ってまで出社するな」
という指示だけがあり、他はどうしろというのは決まっていない、
ということをいわれてしまい、あとは自己判断とのこと。
無理なら自宅待機しろというので朝9時頃は欠勤する気満々でした。
その後、会社の同僚と連絡を取っていると、
かなり遠くに住んでいる人が出勤に向かっていると情報が入り、
『これはいかないとひんしゅくを買う』と思い、出勤を決意。
歩いたら仕事できなくなるのと帰りも困るだろうから、自転車を選択。
自宅から秋葉原まで自転車でいくと90分。
結果からいえば、それが正解でかなり楽でした。
もちろん会社としては自転車通勤を禁じているので、隠れての出勤でしたが。
会社に着いてみると戦争の後でした。
出勤する前からツイッターで会社の状況を見ていたのですが。
電池や懐中電灯、ラジオを買おうとしている人でごった返しており、
それなのに社員がほとんど出社できなくて対応できず。
開店は少し遅れて始めたそうですが、電池の奪い合いで混乱。
私が到着したころ(午後1時)には全て売り切れていました。
しかし、その後もそれらを探し求めてやってくるお客さんはとぎれませんでした。
こういう事態に誰もが直面したことがないので、
どうすることが正しいのかが分からず…
というのは社員もそうだしお客さんもだけど、
心ここにあらずなんですよね。当たり前ですけど。
我々は計画停電という事態に対して、
営業時間の切り上げを想像してましたが、
会社は全く考えず通常通りの営業を敢行。
地震発生以降、1日たりとも営業時間を変えずにいます。
たしかに、私達が休んでしまえば困る人が一杯いるというのは分かります。
私も今回の地震で自分にできることは出社して仕事することだと思ってます。
でも、それってできる範囲でやるべきであって、
できないことを無理に何かやって達成することじゃないと思うんです。
みんな、必死に働いて多くの人の手助けはできたと思います。
でも、それは無理して出勤し続けた人がいて成り立っていて、
皆疲れ切っていて、食堂に行くと全員つっぷして寝ている状況。
それで良いのかなと、思わずにはいられませんでした。
会社も社会貢献を考えて入るんだろうけども、
もうすこし社員を守ってくれても良いと思う今日この頃。
それと僕はいまいち分からないんですが、
なんで非常時であるということで納得できないのか。
やはり、この状況にバイヤーが暗躍していることもあるし、
多くのお客さんに等しく行き渡るように、
数量制限をさせてもらっているんですが、
それに納得いかない人がやっぱりいるんですよ。
数量制限を超えて買おうとする人に、その旨を伝えると、
「おたくらが勝手に決めたことだろ!」といってキレられる。
低調にお詫びとご説明申し上げるんですが、だめなんですね。
でも、僕自身にもこの事態に対する倫理観や義侠心があるので、
絶対引かないし、売るつもりもない。こういうのは一貫しなきゃダメなんです。
最後はそういったひとが渋々退散していくんですが、
「もう2度とこねぇ」とかいいつつ、制限内のものを買っていきます。
気持ちは分からなくもない気もしますが、
私達はそういう人間の持つ卑しさを感じつつ仕事をしています。
目に見えない不安は人間の持つ理性を失わせ、冷静さを失わせてます。
これが社員のストレスに繋がっているのも間違いないです。
自分を役立たせようとしている人達の心を折るには十分です。
お願いだからもっとみんなで協力していくことに理解が欲しいです。
頑張れ、全国の小売業・流通業に従事している人。
なかなかの混乱っぷりでした。
地震発生の翌日の土曜日は本来出勤でしたが、
新千歳で足止めをくらっていた関係で出勤できず、
会社に行けたのは日曜日からでした。
日曜日に会社へ行ってみると、
ものも壊れておらず、散らかってもいないし、
従業員用のエレベーターが使えないだけで、
施設としては特に何も問題は発生していませんでした。
お客さんもとくに多くなく、
朝から晩まで終日いましたがひたすら暇でした。
ただ状況が一変するのは翌日でした。
月曜日から輪番停電・計画停電が始まりました。
まず出社する手だてが失われていました。
もともと遅番だったこともあり、朝から静観していました。
会社と連絡を取って指示を仰いでみたら、
「会社としてはタクシーを使ってまで出社するな」
という指示だけがあり、他はどうしろというのは決まっていない、
ということをいわれてしまい、あとは自己判断とのこと。
無理なら自宅待機しろというので朝9時頃は欠勤する気満々でした。
その後、会社の同僚と連絡を取っていると、
かなり遠くに住んでいる人が出勤に向かっていると情報が入り、
『これはいかないとひんしゅくを買う』と思い、出勤を決意。
歩いたら仕事できなくなるのと帰りも困るだろうから、自転車を選択。
自宅から秋葉原まで自転車でいくと90分。
結果からいえば、それが正解でかなり楽でした。
もちろん会社としては自転車通勤を禁じているので、隠れての出勤でしたが。
会社に着いてみると戦争の後でした。
出勤する前からツイッターで会社の状況を見ていたのですが。
電池や懐中電灯、ラジオを買おうとしている人でごった返しており、
それなのに社員がほとんど出社できなくて対応できず。
開店は少し遅れて始めたそうですが、電池の奪い合いで混乱。
私が到着したころ(午後1時)には全て売り切れていました。
しかし、その後もそれらを探し求めてやってくるお客さんはとぎれませんでした。
こういう事態に誰もが直面したことがないので、
どうすることが正しいのかが分からず…
というのは社員もそうだしお客さんもだけど、
心ここにあらずなんですよね。当たり前ですけど。
我々は計画停電という事態に対して、
営業時間の切り上げを想像してましたが、
会社は全く考えず通常通りの営業を敢行。
地震発生以降、1日たりとも営業時間を変えずにいます。
たしかに、私達が休んでしまえば困る人が一杯いるというのは分かります。
私も今回の地震で自分にできることは出社して仕事することだと思ってます。
でも、それってできる範囲でやるべきであって、
できないことを無理に何かやって達成することじゃないと思うんです。
みんな、必死に働いて多くの人の手助けはできたと思います。
でも、それは無理して出勤し続けた人がいて成り立っていて、
皆疲れ切っていて、食堂に行くと全員つっぷして寝ている状況。
それで良いのかなと、思わずにはいられませんでした。
会社も社会貢献を考えて入るんだろうけども、
もうすこし社員を守ってくれても良いと思う今日この頃。
それと僕はいまいち分からないんですが、
なんで非常時であるということで納得できないのか。
やはり、この状況にバイヤーが暗躍していることもあるし、
多くのお客さんに等しく行き渡るように、
数量制限をさせてもらっているんですが、
それに納得いかない人がやっぱりいるんですよ。
数量制限を超えて買おうとする人に、その旨を伝えると、
「おたくらが勝手に決めたことだろ!」といってキレられる。
低調にお詫びとご説明申し上げるんですが、だめなんですね。
でも、僕自身にもこの事態に対する倫理観や義侠心があるので、
絶対引かないし、売るつもりもない。こういうのは一貫しなきゃダメなんです。
最後はそういったひとが渋々退散していくんですが、
「もう2度とこねぇ」とかいいつつ、制限内のものを買っていきます。
気持ちは分からなくもない気もしますが、
私達はそういう人間の持つ卑しさを感じつつ仕事をしています。
目に見えない不安は人間の持つ理性を失わせ、冷静さを失わせてます。
これが社員のストレスに繋がっているのも間違いないです。
自分を役立たせようとしている人達の心を折るには十分です。
お願いだからもっとみんなで協力していくことに理解が欲しいです。
頑張れ、全国の小売業・流通業に従事している人。