ぽてと倶楽部

じゃがいも伝来の地 『長崎』
雲仙普賢岳の裾野に広がるじゃがいも畑。
ここ愛野町は北海道に次ぐ「ポテト王国」です。

玄蕎麦の選別農具

2018-12-06 | そば栽培
まだ半分以上残している蕎麦の選別。

先日は選別作業に取りかかるや否や雨に祟られ撤収。
最近、予報より雨の降り出しが早すぎるのだ。

ここにきての天候不順は夏の干ばつの反動だろうか。
まだまだ、これから秋ジャガイモの収穫も控えているのだが・・・

午後から天気も回復してきたので
選別機の準備に取りかかる。

父親の代から使っている「唐箕」と左奥の「箕」。

風を送って比重の違いで風選するのが「唐箕」で
まさに字の如く唐(中国)から伝わったと思われる。

「箕」のほうは日本でも古くからあったと思われる農具で、
箕を上下することで玄蕎麦と小片・塵とを区別する。

これはかなりのコツを必要とするのだが、
最近ちょっとだけ出来るようなってきたかな?

どちらも選別機といっても超レトロ農具といったほうがピッタリ。



風を送るのに手で回さなくてもいいように
父親が電動モーターを取り付けてくれていたのは
唯一の省力化に繋がっている。



一番手前は登熟した整粒の重い玄蕎麦が落ちてくる。



未熟の玄蕎麦は二次整粒として
対面側に落ちるようになっている。

ほかの葉茎や塵はさらに飛んでしまい、
風を送り込むことで大まかに選別が出来るんです。

結局、来客があったりして、
あと40㎏程度の選別が残ってしまった。

今年は台風の被害もなく、
収量的には過去最高になる見込みです。



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