ぽてと倶楽部

じゃがいも伝来の地 『長崎』
雲仙普賢岳の裾野に広がるじゃがいも畑。
ここ愛野町は北海道に次ぐ「ポテト王国」です。

トラブル続きのイネ防除

2024-09-11 | 米づくり(にこまる)
先月の下旬から始まった
ながさきにこまるの出穂。

今、穂揃い期を迎え、
早いところは頭を垂れ始めています。





この時期になるとカメムシが悪さします。

稲穂のモミになる前の乳液を吸汁することで
黒い斑点米の原因となるのです。





減農薬の「特別栽培」の防除は、
お盆前のウンカ被害対策とこのカメムシ対策の2回だけです。





先月のウンカ対策で防除する際、
散布機のエンジンの調子がイマイチだった。

その後、何度も挑戦するも
エンジンはかかりそうでかからず、
全く始動しなくなってしまっていた。

清掃・調整、部品交換までやってみたものの、
自前で出来る範囲には限界もあり、
農機具整備に持ち込んだところ致命的なトラブルとか。





親爺の代から使っている代物で、
取りあえずあと半日だけもってくれたら
お役御免でも良かったのだが・・・

ダメもとで耕作組合長に相談したところ、
倉庫に眠ったままという散布機を貸してもらうことに。

ということで、2回目のカメムシ対策防除も
無事終えることが出来ました。

来年からは新たに散布機を購入するか、
若しくは無人ヘリに委託するかの選択を迫られる。



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サンサンの置き土産は?

2024-09-01 | 米づくり(にこまる)
今回の台風10号(サンサン)
まだ紀伊半島沖をウロついている。

先日は何度か迷いながらも
わざわざ我が家まで挨拶にきてくれて
その後はゆっくり東へと去って行ったようだ。

この時期の田畑の農作物といえば、
田んぼのイネだけである。

今回の台風サンサンの置き土産は如何だったのか。





まだ実りの時期ではないので
倒伏は見受けられない。

品種によって若干異なるが
ほとんどのところが穂が出始めたばかり。







中には出穂を終え、
花が咲いていたと思われるところも。

品質、収量は収穫してみないことには・・・





まだ、まだこれからが台風シーズン本番、
これで終わりというわけではありません。

油断は出来ませんね。





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令和のこめ騒動??

2024-08-27 | 米づくり(にこまる)
連日、お米の注文が舞い込んでいます。

いま巷では ❝ 令和の米騒動 ❞ とも言われているようです。

もともと在庫僅少になるこの時期、
ふるさと納税の返礼品の在庫も確保する必要から、
「ながさきにこまる」は一般販売をストップしました。

九州初の低アミロース米「ながさきぴかまる」も在庫少なく、
より多くの希望されるお客様に行き渡らせるために
5㎏、10㎏のみの限定としていました。

ところが、今朝になって一気に10件ほどの注文があり、
慌てて準備中に変更させていただきました。





今年の深刻?な米不足の原因として、
米どころの新潟や北陸地方の昨年の記録的な猛暑で、
品質、収量が低下したことに起因するという。

九州も今年は猛暑日が1か月以上続いているところもあり、
昨年を上回る猛暑となっていて「今年はは我が身」か?

寄りによってにこまるも出穂期が始まったところに
台風10号までわざわざこっちまでお出でにならなくても・・・





米不足に陥った原因として、
インバウンドの増加もあげられているが、
米消費量全体の1%にも過ぎずこれは問題外。

大事なのは構造的な原因によって
引き起こされたということ。

今回の「令和の米騒動」が、
今年限りの一過性の出来事とは限らない。

世界の食料事情は厳しい状況にあるなかで、
日本の政治家は危機感も持たず、
これまで大部分の食料を輸入に頼ってきた。

もともと食料自給率の低い日本、
お米でさえもこんな状況では
近い将来、日本国民は飢えてしまうのでは・・・




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その時私は・・・

2024-08-11 | 米づくり(にこまる)
先日はこの猛暑のなかで、
一日中外の作業になりました。

というのも・・

水田の一回目のウンカ防除を予定していて、
朝露も思ったより少なく9時半には田んぼへ出発。

一枚目の田んぼに着いて
散布機に薬剤を投入してエンジンスタート。

と行きたいところですが、
なかなかエンジンがかからないのです。

やっとエンジンがかかって、
一枚目の田んぼに薬剤散布開始。

あと数メートルで折り返しとうところまで来て
なんとエンジンがプスプスプス。

仕方なく道路まで戻ってエンジンをかけようとするも
またもやかかりそうでかからない。

何度か繰り返しているうちにエンジンもかかって、
やり残した位置まで戻ると
またストップするではないですか。

オイ、オイ、何なんだよ!

燃料系統か電気系統、それとも・・・

立っているだけでも暑いのに
堪らず家の倉庫へ戻って
まずキャブレターを分解清掃。

こういう時、工学系の長男(愚息)手際もよく頼もしい。

相変わらずエンジンのかかりは良くないが、
途中で止まってしまうことはなさそう。

すでにお昼近くになっていたけれど
田んぼへ戻って防除の再スタート。

かかり難いエンジンをかけることに
普段の倍の体力と時間を費やしながらも
なんとか最後の一枚の田んぼまで辿り着く。

ところが最後にまた最悪の事態が待っていた。

田んぼの先まで行って
折り返しの段階になってまたもやエンジンが・・・

もうスタート地点へ戻る気力も体力も無く
畔に散布機を下ろしてエンジン始動を試みるが、
如何にもこうにもいうこと聞いてくれない。

そんなこと続けていると
何やら遠くでエンジン音が・・・





何だ、何だ、見せつけか?

無人ヘリによる農薬散布だ。

これ見よがしに作業を片付けていく。

ただね~

最近では依頼先が多くなり過ぎて
適期散布が難しくなっているとも聞く。

天候不順が続く年は尚更。

お隣りさんの田んぼも無人ヘリ散布を依頼しているようで、
早いとこ移動しないと・・・

と思っていたらエンジンがかかったー。

復路を散布しながら戻っていると今度は・・・

途中で薬剤が出が悪くなり、
挙句の果ては風だけで薬剤はまったく出てこなくなった。
薬剤が切れてしまったのです。

きょうはどこまでツキが無いんだ~~

薬剤を追加してもエンジンがかかるかどうか。

もう諦めて汗だくの身体を冷やすため
軽トラのエアコンマックス涼んでいました。

その時です。

突然、携帯の緊急地震速報の警報音が鳴りだし、
暫らくして軽トラの横揺れを感じたかと思うと
道路脇のクリークに溜まった水が
微かですがゆらゆらと揺れていました。

宮崎県日向灘を震源とする地震で、
気象庁は「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表。

どうも最近ツキが無いようで、
当分の間はジッとしておけということのようです。




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猛暑のなかで・・

2024-08-04 | 米づくり(にこまる)
連日の猛暑の中で、
田んぼではイネたちが
辛い思いをして頑張っています。





先月の下旬から「中干し」が始まり、
すでに期間も終了して再度用水を入れらているんですが、
田んぼによっては未だ水が行き渡らないところも。

特に河川の用水に頼っている地域は、
上流から順番ということで、
下流の田んぼまではまだ暫くかかりそうなんです。

雨がちょっとでも加勢してくれたら
一挙に解決となるんですがねぇ・・・





猛暑の中で頑張っているのは、
イネたちだけではありません人間もです。

きのうは早朝より活動組織で、
堤防の散歩コースの沿道にコスモスの種蒔き。

外は朝とは思えない気温で、
ちょっと動いただけで汗、汗、汗。

また、今朝は自治会活動の一環で、
家屋周りの消毒作業を役員だけで実施。

もう汗拭いても拭いても、
目に入って大変でした。




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田植えは終ったものの・・

2024-07-06 | 米づくり(にこまる)
先週には田植えも終えたのですが、
まだまだ厄介者との格闘が続いています。





この厄介者との格闘も毎年恒例になっています。





昨年は構ってる余裕もなく野放し状態で、
かなりの食害を受けたことでした。





コイツらは田んぼに水を溜めると活発化するので、
干してやってもいいのだが、
そうばかりしていると今度は早苗が成長しないんですね。





早く食べられないほどに成長してくれたら
一段落となるのだが・・・






気分転換で、

4年前のKenちゃん2歳の時の
大好きな「アンコー」が出てきました。



後ろで一緒に笑っているのは・・・

この頃はまだ元気だったのですがね・・・


ついでに

ながさき県民の森BBQ 5年前のこの時期でした。

随分前のようで懐かしいー。




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今年も知らないうちに~

2024-06-27 | 米づくり(にこまる)
口ずさんでいました。

♬ミソド~ソラソ ドミソドシラソ~

田植えも終盤になってくると
気持ちに余裕が出来るんでしょうね。




孫4のKenちゃんも大好きだったアンコ(歩こう)
早いもので今は年長組さんです。






途中で雨脚も強くなってきましたが、
今日で「さなぶり」ました。

「さなぶり(さなぼり)」は、
田植えを終えたということです。





年々、ぬかるんだ田んぼの中を歩くのはしんどくなって
夜中に布団の中で足が攣ることもしばしば。

来年は乗用型の田植え機かな?

ただ、歩行型も利点が沢山あって
使い勝手が良く重宝しているんですよね。


今夜から北部九州雨脚が強くなって
線状降水帯の発生も予想され、
雲仙市では避難所が開設されたらしいです。

植え付けたばかりのイネたちも
水に浸かってしまうのも可哀想です。

ある程度根付いてからだったら良いのですが・・・




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いよいよ田植えモードに

2024-06-23 | 米づくり(にこまる)
今月の2日に種モミを蒔いて昨日でちょうど二十日。

順調に育って15㎝ほどまで成長しています。

イネの苗は「二十日苗」といって
種まきから二十日後の苗が田植えの適期といわれています。





さっそく昨日から田植えにはいっていますが、
天気が最悪状態なんです。

時折り雨脚も強くなり台風並みの風が吹いています。

苗を取り出した空の苗箱がハラハラと飛ばされて
折角拾い集めたと思えばまた飛ばされる始末。

知らないうちに叫んでいます。

「こん畜生!」

そういえば「天気に文句言って如何するの」と
誰かさんによく窘められたものです。

例年、梅雨入りして直ぐに中休みとなり、
田植えの期間は割と晴天に恵まれるのですが・・・





え、足跡が見受けられるってですか。

はい、今年もまだ歩いています。
地域でもまだもう一人おられるようですね。(笑)

今まで育苗箱に水やりが毎日の日課となっていましたが、
これだけは不要となり助かっています。

ただ、箱粒剤の投入もあり、
まだ暫くはアレもコレも状態が続きますね。





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ようやく・・・

2024-06-20 | 米づくり(にこまる)
先日、梅雨入りの発表があった北部九州、
一日だけの雨に終わっていました。

田植えを前に肥料の投入と、
代掻き作業も全体の半分を過ぎたところです。





用水がポンプアップの地域は、
準備が出来たところから思い思いに進められます。





広大な一枚の田んぼに水を回すには時間がかかるので、
トラクターで田んぼの中を走って轍を作ってやると
水が回るのが早くなるんですね。





川の用水だけに頼る地域も
代掻きが順調に進んでいます。







ただ、どうしても上のほうから
順番待ち状態となるもので、





なかなか自分が思うように行きません。





きょうは朝から雨。

この先も傘マークが連なっており、
田んぼは雨の加勢を受けて一気に水回りが進み、
周辺もサワサワと騒々しくなります。

マイペースでボチボチやれるのも
また良いのですがねぇ・・・


追)
ここまで来るのに畔際のメンテナンス、
畦畔部分の草刈り作業、
今年も無事乗り越えてこれました。

と、思っていた矢先にハプニングが・・・

十数か所の田んぼの暗渠の蓋が
いつもの場所に見当らず焦ったことでした。

お風呂の栓をせずにお湯を溜めようとするのと同じこと。

去年は色々あり過ぎて後始末が悪かったみたいです。

無事発見できましたー。





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心機一転!

2024-06-03 | 米づくり(にこまる)
令和6年度の稲作のスタートです。

きのうはイネの種まきを無事終了しました。

兄弟夫婦に子供から孫たちまで、
それはもう賑やかなイベントとなりました。

孫たちは中学生から園児2人までの5人、
それぞれの役割を果たしてくれました。

この場にもう一人欠かせなかった人、
事務局長が今年も居ないのが残念です。







お米づくりでは「苗半作(なえはんさく)」といって、
苗づくりはその後の稲の生育や収量を左右する重要な作業で、
良い苗を作ることが出来るかどうかで
その年の作柄・収量の半分は決まってしまうというわけです。

今年も台風被害を受けることなく、
順調に育ってくれるのを願うばかりです。




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