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ぽてと倶楽部

じゃがいも伝来の地 『長崎』
雲仙普賢岳の裾野に広がるじゃがいも畑。
ここ愛野町は北海道に次ぐ「ポテト王国」です。

マルチング終了

2023-03-04 | じゃがいも(デジマ)
今季春作ジャガイモの
植え付け作業も総仕上げの段階に。





この最後の一枚の畑をマルチングすることで、
すべて終了ということになります。





梅雨前に収穫するためには
このマルチング作業が必須なんです。

鍬を手にマルチを張りながら
土を乗せて押さえていくだけの作業ですが、
広い畑ではこれがまた大変なんです。

私の三大辛い作業の一つになっています。

片道30分、往復でほぼ1時間、
以前はもう少し短い時間で戻って来ていたのですが・・・

年々体力の低下を実感させられる瞬間です。

一度で2列ずつ作業していきますので、
往復で4列のマルチングが済んだことに。

一枚の畑が50列ありますから、
機械のように休まずやったとしても・・・

気が遠くなりそうで考えないことにしています。(笑)

それでも、半分を過ぎたころになると
先が見えてくるので俄然力が湧いてくるんですね。

今がスギ花粉もピークのるようで、
鼻水対策で途中何度も空を見上げながらそれはもう。





日没になってしまいましたが、
マルチングもすべて終えて
あとは発芽を待つのみとなりました。





「長崎の変」とは?長崎の新たな変化やチャレンジを応援し、
その魅力を発信するプロジェクトです。

いい雨降っています

2023-03-01 | じゃがいも(デジマ)
お昼近くになっていい雨降っています。

強い雨でなくシトシト雨で
雨量もまあまあですね。





きのうで春ジャガイモの植え付けも終わり、
あとマルチングするだけです。

マルチングする前にきょうの雨を期待して
作業の段取りをしていて正解でした。

たまには見方もしてくれないとね。

マルチングがまた大変なんですが、
しばらくは天気も良さそうだし良しとしよう。

ああ、画像の既にマルチが掛かっている
右4列はジャンボにんにくです。

こちらもようやく春めいてきたことで
勢いが感じられるようになりました。





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三重苦?四重苦?

2023-02-23 | じゃがいも(デジマ)
一旦は解けてしまった先週の普賢岳の雪も、
寒の戻りで再度冠雪しています。





北風が強く吹いて寒い。





まだジャガイモの植え付けもすべて終わっていないが、
昨夜半からはまた雨の予報だったので
植え付けは諦めてデジマのマルチング(マルチ張り)に。


作業している時はジャンパーも脱げて
風は冷たくてもヒートテック一枚で十分なんです。





ただ、マルチングに風。

ということは、

言わずともマルチが風に煽られて・・・

さらに植え付けを急いだツケが回って
土は硬くサラサラどころかコロコロの塊。

鍬にうまく乗ってくれない。

さらに、さらに風に舞い上がる厄介なヤツ。
毎年恒例の鼻はズルズル、鼻水が・・・・

もう勘弁して~!!!

❝三重苦❞ とも ❝四重苦❞ともいえる辛さのなかで、
きょうの未明から雨の予報だったので
苦しみながらもマルチングまで終わらせたのだ。

幸いにも雨は殆んど降っていない。

今夜からの次の雨も雨量は少ないようで、
きのうのうちに次の畑の耕起と
植え付け準備まで終えていて正解だったようだ。

来週にかけて晴天が続きそうで、
一気に済ませたいところ。


取りあえず明日の作業は無理とみて、
早朝からダートガレージセールに向います。

ジャガイモとジャンボニンニク、
それにそば粉、そばの実を準備しました。

お楽しみに!!!




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ようやく・・・

2023-02-18 | じゃがいも(デジマ)
今週初めのこと、
普賢岳は冠雪していました。





北風が冷たく寒かったはずです。





天気の回復が予報より遅れて
水曜日から晴天に。

きょうも午前中まで曇りだったはずが、
朝から小雨が降っているじゃないか。





こういうこともあろうかと、
きのうはうす暗くなってしまったが
赤土デジマの植え付けだけは終えてしまったのだ。

週間予報では今後も周期的に雨が入るようで、
畑の土の条件はイマイチだったのだが、
植え付けを強行して正解だったかどうか。





畑の表面は乾燥したように見えても
底は十分に乾燥していないので、
耕起しても全然サラサラ感がなく重い。

しかも、トラクターが旋回で踏んだ枕地のところは、
特に土の塊が多くて収穫するまで厄介なんです。





よーく見みてもらうと
土の塊が多いのが分ると思います。





これ以上遅れるわけにもいかず、
取りあえずはこれで良しとするしかないだろう。

植え付けもようやく半分、
まだまだ続きます。

ひょっとすると今回、
春一番かともいわれているようだが、
まとまった雨量にならないことを祈りたい。




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油断も隙も・・

2023-02-13 | じゃがいも(デジマ)
短い周期で雨が降ってくれるので
畑作業がまったく出来ずに困っている。

きのうも朝から良い天気だったが、
これだけ頻繁に雨が降っては
一日ぐらいの晴天では土は乾燥しない。

しかも、夜からまた雨の予報になっていて、
折角の晴天も勿体ないだけなのだ。

むしろ雨もまとめて降って
晴天も続いてくれた方が有難いのだが・・





仕方なく先週植え付けを済ませていた
秋作用の種イモ増殖栽培のマルチングに。

田んぼの土は余計湿っていて
地下足袋には土がまとわりつく。

張り込んだマルチに
鍬で土を乗せて押さえていくのだが、
湿った土は重くてしかも今度は土が鍬から離れない。

2時を過ぎた頃から次第に空は曇って、
南西の空から雨雲が近づいて来ているじゃないか。

勘弁して~~

ゆっくり休んでいる訳にもいかない。





すべてのマルチングを終えるや否や、
予報より早くポツリポツリ。

まったく油断も隙もあったもんじゃない。

いいタイミングでしたー。




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種馬鈴しょの準備

2023-02-02 | じゃがいも(デジマ)
週間予報はまた来週早々から☁/☂マーク。

雨前に種イモ増殖栽培だけでも
植え付けを済ませておきたいところ。

秋用の種イモの増殖栽培は田んぼだけに
天気が良い時に最優先にしないと。





毎年、秋作用の種イモを獲るため
種馬鈴しょをこの春作で増殖栽培するものです。

その更新用の種馬鈴しょは、
毎年北海道から仕入れている。

ところが昨年の北海道産のデジマは、
昨年不作だったらしく調達不可とのことで、
代替えとして県内産の種ばれいしょに。

JAに出荷しているニシユタカだけは、
なんとか北海道産の種馬鈴しょが届いていた。





きのうで種馬鈴しょの植え付け準備は出来たので、
あとは田んぼの準備が整いさえすれば
いつでも植え付けOKとなる。

田んぼも稲刈りが終わったあと
一度耕起を済ませているので次の耕起は楽。

植え付け前にもう一度軽く耕起するだけ。

ただ、田んぼの土を出来るだけ乾燥させてからが
その後の作業が容易になるのだが・・・

果たして期待できるか?




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春作種イモの準備

2023-01-30 | じゃがいも(デジマ)
今回の最強寒波の襲来で、
遅れ気味の春作ジャガイモの植付け。

現在、圃場は土壌のくん穣中で、
少しは暖かくなってきたことだし、
そろそろ種芋の準備だけでもしておかないと。





寒波が襲来する前に済ませていた種イモの消毒。

種芋の表面の悪い細菌の消毒と、
植え付け後の土中の悪い細菌から守る効果があります。

ここで言う細菌はジャガイモの細菌性病害であって、
私たち人間にはまったく無害のものです。





  使用薬剤 : アタッキン水和剤(殺菌剤)
  希釈倍率 : 40倍希釈 5~10秒浸漬


ジャガイモを水洗いして土を落とし、
薬剤を40倍に希釈した溶液に5~10秒間ほど浸漬。

コンテナ50ケースを終えて倉庫の中で乾燥。

水風呂浴びた種イモたち、
寒波の襲来で倉庫の中も寒かっただろうが、
こちらとしては先に終えておいて正解でした。

今回の春作に使う種イモは、
先月収獲した秋作の自家取りイモを使います。




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規格外じゃがいも出荷

2023-01-18 | じゃがいも(デジマ)
JAによる秋作規格外ジャガイモの受入日でした。

美味しさに拘って栽培を続けているデジマだが、
規格外イモが多いのが難点。

まずは奇形イモ。





この辺りはまだ可愛いほうで
ひょうたんにも似た形をしていて
「オマケ付きイモ」と自分なりに名付けていますが、
生産者仲間では「人形」と言われています。

専門的には二次成長と言うらしく、
一度肥大が止まったイモが再び肥大するため、
こぶがついたような状態になるとか。

おそらく突発的に水分、養分が吸収され、
全体に均等に行き渡らず蔓に近い部分が膨れたのではないか。





次に多いのが自然割れ。





これは持論ですが・・・

長く雨が降らず突発的な大雨などで、
水分や養分が突然に吸収されたことで
それに表皮の成長が間に合わず亀裂が生じるのでは。

完全に分離してしまうわけではなく
ほんの表面部分だけで深部には影響ないのだ。





これらは店頭に並ぶことはなく、
コロッケ等の加工品へ回されることになる。

こういう収穫ロスが「デジマ」には多いので
当然生産者は離れがち。

「デジマ」の品種の特性ならば
その美味しさに拘る以上は
上手く付き合っていかなければと思っている。

「包丁入れたら中身は同じだもんね」

Farmers'market などでは、
馴染みのオバちゃんたちには好評なのだ。


ところで、来月開催の博多Farmers'market

事務局の要望もあり3年ぶりの出店を予定していましたが、
コロナ第八波が高止まりするなかで県外からの出店ということもあり、
対面販売は自粛させていただきます。

博多の皆さん、
楽しみにされていたと思いますが申し訳ありません。

3月も如何なるか分かりませんが
エントリーだけはさせてもらっています。

規格外イモ
少しは残していますのでご安心を・・



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【マルシェル】じゃがいも特売企画

2023-01-14 | じゃがいも(デジマ)
昨年末、ジャガイモの収穫が終わるや否や
マルシェル事務局の担当者からメール。

マルシェルのモニター企画へ参加のお誘いでした。

お断りする理由もなく
即二つ返事のメールを返しました。





年末から年始にかけてモニター募集がなされ、
先日モニター当選者も決まったとの連絡。

モニター様への商品発送と同時に
今回数量限定ですが
ご希望の方へ特価販売の準備も整いました。

赤土栽培ジャガイモ「デジマ」5㎏
マルシェル様のご協力もあり、
通常価格(送料込み)2,800円⇒1,800円と格安価格でのご提供です。

折角のこの機会に
ジャガイモ伝来の地長崎の「デジマ」
ぜひご賞味ください。

自信を持ってお勧めします。




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次期作に向けて土づくり

2023-01-07 | じゃがいも(デジマ)
きのうもジャガイモ畑に朝6時出勤。

ジャガイモ畑の土壌をくん蒸消毒しました。

この作業は10時頃までには済ませるという
取り決めがあるためいつも早朝出勤です。

夏場は良いのですが、
長崎のこの時期の朝6時はまだ暗い。

いっその事、
もっと早くもいいのだが寒くて。





ヘッドライトを付けて作業開始です。





朝は放射冷却でかなり冷え込んでいて
地下足袋を通して地面の冷たさが足の裏に伝わってくる。





夜が明けると一面真っ白。

冷たく感じたわけだ。





そればかりか、厄介なことに。

作業機には土が絡み着いて・・・





霜が解けると余計に。





四苦八苦しながらも
薬剤の注入が終わると次の作業工程へ。





最後は管理機にローラーを取り付けて、
土壌を鎮圧したら終了です。





昨夜半からの雨に合わせて進めてきただけに、
より効果的だったことと思われます。

昨日、一昨日とも二万歩近く歩いていました。



この作業、私の三大嫌いな作業のひとつなんですが、
次の春作に向けて連作障害を防ぐためには必要不可欠で、
土壌の害虫駆除と殺菌を目的に揮発性の薬剤を土壌に注入くん蒸です。

薬剤は揮発性が高いことと、
念のために耕起による完全なガス抜きをしてからの植え付けで、
残留農薬の心配はまったくありません。

ただ・・・

揮発性の高い気化ガスを利用することで、
目に激しい刺激と刺激臭のため自身の安全確保が必要で、
使用時は、防毒マスク、保護メガネ、ゴム手袋は必須とあります。

また、近隣の住宅、家畜舎の安全の確保と、
および周辺農作物(特に葉物野菜)への配慮が必要で気も遣うんですね。




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