新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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私もオリンピックに一言

2010-03-02 17:51:41 | その他
無事オリンピックが終わりました。日本選手団も先ほど帰国しました。今週の週刊誌などでこれから総括が始まるでしょうから、少し違った事柄を考えて見ます。

開会式と閉会式でのことです。特に開会式の最初から幻想的で素晴らしい演出でしたが、そのうち素直に感心してはいけないなと思いはじめました。

先住民の歓迎の踊りです。4つの大きな先住民のグループが、最初にその部族の紋章を舞台に投影し順に踊りだします。4部族が紹介された後、少数部族が全体を取り囲むように数百人出てきて、入場してきた選手団を迎えて踊ります。殆んどが若い男女が、美しい部族の衣装で踊っています。

米国では草原にいる先住民族(インディアン)が有名ですが、カナダの場合山岳地帯ですから山岳インディアンや氷原の部族になります。

開拓時代、アメリカから次いでカナダの山岳に金を求めて白人が入り込み、近世は石油採掘でそして貴重金属の採掘で彼らの山へ入って来ていたのです。

NHKのアナウンサー曰く、「カナダ政府はオリンピックの成功は先住民族の協力が無くては無理だと考えた。また、現在でも各所で先住民族との話し合いが続いている」と解説していました。
うろ覚えですが、当時先住民族と白人との間で先住民族の権利を守るため活躍した有名な日本人がいたそうです。
閉会式でもカナダ総督のすぐ後ろの席に、先住民族4代表が民族衣装で着席していました。

先住民族の方々も、今ことさら荒げることはないと、カナダ政府も先住民族優遇と顔を立てることでオリンピックを成功させようと、お互い大人の対応をしたのではないかと思います。
長野オリンピックで国立公園を削るか削らないかでおお揉めになりました。
今回もひょっとすると、報道されてはいませんが、山のスキーコースで先住民族の聖地に掛かっているところが有るのではないでしょうかと、思ってしまいます。

大人の対応をしてくれて嬉しい感じです。世界に沢山の植民地を持って苦労してきたイギリスの英国連邦王国のノウハウが裏側にあるのではないでしょうか。

こんなことを考えていました。

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