新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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なんと言う感動「プリンセス駅伝」での出来事

2018-10-21 17:56:36 | アウトドア
もう今年も駅伝やマラソンの季節になりました。毎年ほとんどを見逃さないようにしております。
今年の最初の駅伝でしょうか、プリンセス駅伝が福岡の宗像で行われました。実業団女子駅伝の予選会です。
毎年見ておりますと特に女子駅伝では、大会関係者かあまり慣れていないようで、色々なハプニングがあります。中継所で次の区間のランナーの呼び込みがうまく行われず中継ラインに次の選手がいなくてタスキを持ったランナーがおろおろしているなんてよく起ります。今回もありました。

今回も大きなハプニングと言いますか、タスキをつなぎたいと思う気持ちがあふれ出ている光景が2回ありました。
最初は第2中継所手前でハプニングは起きました。道路わきを這っている選手が画面いっぱいに写りました。両手と膝ではいはいしているのです。両膝から血が流れているのがわかりました。バイクカメラがスピードを落とし中継しています。選手の意識はしっかりしていて、涙を流しながらはいはいしています。
左手には丸めたゼッケンがしっかり握られています。岩谷産業の飯田選手です。

選手の後ろを大会役員が付き添うように歩いています。見かねた沿道の人々が助けてやりなさいと大会役員に声をかけていますが、「選手の体に触ると彼女は失格してしまうから触れません」と説明しているようです。勿論チーム関係者も近くにいませんから、助けることもできません。
中継地点までまだ100mはあったでしょうか。ですからいつからはいはい足ているか分かりませんがかなりはいはいしているようです。
彼女のアップの瞬間膝の近くの道路が映りました。地面には小石がいっぱい落ちています。でも彼女は血だらけの膝でその上をはいはいしています。

もうやめたらと私も泣きながら映像を眺めていました。結局3位で第1中継所をスタートした彼女は、結局最下位の27位でタスキを第2中継所で次の選手に渡すことができました。制限時間を超えなかったのです。あの有名なおしゃべりな解説のおばさんも涙を流していたのでしょう、解説がありませんでした。


ブログにこの画像を載せるか迷いました。放送された画像であること。それより彼女の健闘を放送をを観なかった皆さんに知っていただきたく投稿しました。
意識はしっかりしているようでしたから体の一部に故障が起きたのではと思いました。はいはいしている様子をよく見ると右足の足首当たりの動きがありませんでした。第2中継所にゴールしてから仲間に助けられている様子を見ると、完全に右足首付近が動いていませんでした。痛めたのでしょうか。右膝から足首あたりまで血で真っ赤でした。

この日はもう一つ大きなハプニングがありました。三井住友海上の岡本選手が脱水症状?でフラフラになって歩きだしました。道路いっぱいに蛇行して白バイや自動車にぶつかりそうで危険でした。また運の悪いことに折り返し区間があって、巨大なコーンを廻って折り返すのですが、大会役員の指示が適切でなくまた意識朦朧でコーンのところで折り返してきてしまいました。折り返し地点から100mくらい?してから、コーンを回り込まないと折り返しにならないと役員から指示が出てアラフラの彼女がコーンまで戻っていく場面もありました。

結局彼女は途中の芝生に倒れ込み大会役員から危険だから棄権の判定を受けました。その後彼女が無事だったか分かりません。解説のあのおばさんが、「後ろに倒れて頭を打ったら大変だから関係者が早く駈けつけてください」叫んでいました。無事だといいのですが。後続ニュースがありません。
コメント
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