新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

砥石の調整を

2014-09-22 18:04:34 | その他
久し振りに、半年ぶり位に貯水池まで出かけました。
が、全く鳥がおりません。数百羽いるカワウが20羽くらい、雑多なカモ類だけでなく、いつもならうるさく思われるセキレイ類も1羽もいません。
大地震の前触れかと思ってしまうほど静かでした。

池を一回りして駐車場に戻りました。早速用意してきた別の仕事に取り掛かりました。

さて時代小説には、研ぎ師を主人公にした話がたまにあります。山本一力の「研ぎ師太吉」も好きな小説です。
最近凝っている小説では、脱藩した厩番が研ぎ仕事をしながら長屋で暮らす話です。
20巻を超える長編で頻繁に研ぎ仕事が登場します。

最近そういえば包丁を解いていないなと思いだし、砥石を出してきました。なぜなら普段使いはステンレスの包丁ですから、研ぎ器ですいすい研ぎだせるのですから。
出刃包丁とか切り出しなど和物は仕舞いっぱなしです。

所有しているのは所謂コンビ砥石です。長年使込んできたので、中砥の表面がかなり大きく凹んでいました。大きなグラインダーなら一発ですが、そうもいきません。
こんな時簡単に表面を平らに削る方法は、コンクリートの表面でこする事です。

それで駐車場のコンクリートの白色の縁石で、砥石の表面を削ることにしました。目立たないように駐車場の隅の草の陰で作業を始めました。
砂がたくさん混じっている灰色のコンクリートでなく、表面がつるつるの白色のコンクリートが丁度いいです。
十五分くらいだったでしょうか、窪みはなくなり平らになりました。

近くにとまっていた軽トラの男性が興味深げにこちらを見ていました。土木関係の職人さんなら、何を私がしていたかすぐに分ったと思いますが。


ブルーの面が削った中砥です。黄色い方が仕上げ砥です。1000番とか3000番とかいうそうですが、20年近く前に購入したので分りません。
腕が痛いのを忘れて作業していました。
コメント
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