あすきなまこブログ

七宝焼を焼いています。

グルメまんがとしての「自殺島」

2010-10-20 15:24:05 | まんが
ごはんのおはなしばっかりしててもアレかもしれませんので、先日3巻まで読んだ「自殺島」のおはなしでも…。

「ホーリーランド」の森恒二さんの次の作品です…。いや、わたし、多分言ったことなかったような気がするのですが、「ホーリーランド」もワイド版でちょっと読んでて…割とハマっていたのですな…。主人公がびくびくしててかわいくてさ…、そんでどんどん強くなっていって…みたいなおはなしなのですが、引き込まれるんですよね。今回の「自殺島」とも共通してるモチーフですよね…。

あと、「バランスがおかしい」とか言ってる人とかいらして、あんまり誉めてるひとのいない絵なんですけど、わたし、実は、この絵好きみたい…。確かに、この目の位置は頭蓋骨的にどうなの?なんて思っちゃうんですが、なんというか、その危うさが良くて、作品にも合ってると思うし、ずっと見ていたくなるような絵なのです。

さて、自殺常習者の皆さんが送られちゃった通称自殺島で、生きる気力を失ってたみなさんがサバイバルしちゃう…という内容のまんがでして、主人公のセイくんは、自作の弓で山に入って鹿を獲ってて、これまたどんどんたくましくなってるんですが。
私事ですが、この本との出会いは、知らない道をどんどん自転車で行ってて、そして見つけた本屋さんに在った…というものでした。そのとき、わたしもなんちゃってサバイバル気分だったので、心にすぽんとはまったのですな…。

主人公が、初めて自力で鹿を狩って、その肝をフライパンで炒めて食べるシーン。わたし、ここ、気がつけば何度も何度も読み返してて…。
いや、美味そうなんですよ…実に。
また、ナレーションもいいんですよね。「満ち足りる」…ということの描写。
その後、主人公に燻製の仕方を教えてくれるおっちゃんも、いい味出してていいわあ…。

次の巻が楽しみです。


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