あすきなまこブログ

七宝焼を焼いています。

「ゲゲゲの女房」と過ぎ去る時代

2010-05-17 14:07:21 | テレビドラマ
「ゲゲゲの女房」毎朝見てて、考えちゃうんだ…。あっ、今週は布美枝さんのおとーさんが上京してくるみたいでタイヘンそうなんだけどさっ!

えーと、今、どうやら青林堂の長田勝一さんをモデルにしてるっぽい、村上弘明さん扮する出版社の深田社長と出会って、鬼太郎が軌道にのりそうな雰囲気なのですが…。(原稿料も前金でもらえてよかったですね…。うううう…。)ついでに視聴率もじわじわあがっているらしくてよかったです…。ここまでの平均視聴率は16・1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だそうな。いや、あたしがそこまで心配しなくてもいいんでしょうけどね。

えっと、そゆわけで、ドラマはいいかんじなんですけど…、考えちゃうっていうのは、先週のことで。昔、水木せんせいがお世話になったという紙芝居の乙松親方のへんのエピソードで…。紙芝居がすたれていって、親方も借金まみれで昔の知り合いをたずねていって金の無心をしようとしていて…っていうのを、上條恒彦さんがまたいい味出して演じていらっしゃったのですが…。
「みんな消えちまったな…。」って言うのね。紙芝居を見てて喜んでいた子どもたちが、ひとり減り、ふたり減り…。(あっ、そんでさっ!紙芝居って手描きの一点ものだから、若き日の水木先生が来る日も来る日も描いてかいて描きまくった絵も、もう残ってないって言われてましたなあ…。一枚でも残ってたら、もうすごい価値だよね。)

はあ…ドラマが面白過ぎて、なかなか本題に入れないざんす…。
えーと、貸本漫画もいずれ雑誌に取ってかわられちゃうことを、わたしたちは知ってる。
そして、現在は、雑誌業界にも不況の嵐が押し寄せてるわけで…。

時代を読み間違えたら、滅ぶんだ…と思ったり、いやいや、それでもシーラカンスみたいに、ずっとずっと古代から姿を変えていないからこそ、生き残ったものもいるし…と思ったり。



…そんで、ちょっと自分に関係ある、同人誌のこと思ってみたり。
紙媒体が、わたしはとても好きだけど、それで生き残っていけるのかなあ…と思ったり。うーん、まあ趣味のものと言っちゃえばそうだから、やりたいようにやればいいし…そんなに深刻になることもないかもしれないんですが…。
でも、時代が動いていってるなら、ちょっと、どうにか考えないといけないのかなあ…。

あっ、でもでも、水木しげる先生がとにかくすごいのは、舞台が変わっても、描いて描いて描きまくっていらしたことですよね。そうだ、そこんとこ、いちばん忘れないようにしないと…。


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ぷりん帝国・皇帝 | トップ | ふっ、深沢しゃちょうっっっ!! »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
15分早くなったら… (つる)
2010-05-18 23:38:48
あの15分がポイントだったみたいで
観られないのです。くうう。

それで、私たちは今を知ってるから「ああ」って思うんですが、あの頃の漫画家さん達の描いて描いて、「漫画は子供のものだ」と日本でも海外でも軽く見られていたものを現代では一種のエンターテイメントで芸術にまで高めた、そういう基盤を作って名作が沢山生まれたってのはやっぱり重要かなって思って。
私はアナログだから、紙や印刷の風合いもやっぱり魅力です。
先日分厚くて新しい英語辞書をうれしそうに3人で囲んで読んでいた高校生の女の子3人組を見て「やっぱり電子辞書よりいいな」と言っていたのも聞いててうれしかったです。
返信する
ゲゲゲ・・・ (あすきなまこ)
2010-05-19 00:54:28
つるちゃん、コメントありがとう。
あっそうか、以前の8時15分からのほうが都合がよかった人もいますよね…。夜の放送には間に合うかしら?

そして、いろいろ考えちゃいますよね…。
ほんとに描きたいもののあるひとは、媒体が変わっても関係ないのかもしれませんね…。

↓でもこれ、いい話ですな~。
>分厚くて新しい英語辞書を囲んでうれしそうに読んでいた高校生の女の子3人組


返信する
お久しぶりです。 (ミケコ)
2010-05-24 16:55:13
ドラマは見てないし、ただアナログ派なんですよね…だから紙媒体が廃れると言うのは悲しいです。高校生の話は、いい話だなと思います。うーん・…
返信する
こんにちは (あすきなまこ)
2010-05-24 21:03:16
わたしも、連続テレビ小説見るのなんて、ほんとうに久しぶりなのですが、「ゲゲゲの女房」はおもしろいですよ。まんが者として泣ける…。
よかったら見てみてくださいね。
返信する

コメントを投稿

テレビドラマ」カテゴリの最新記事