えー、現在わたしが好んでやっているのは、切り抜き七宝という技法で、銅板を好きな形に切り抜いて、釉薬をのせて焼き上げるというものです。
今夜は、羊の顔を切り抜くことにしたので、その手順をご紹介します。
まず、銅板に図柄のコピーをスティックのりで貼り付けました。
金属も切れるはさみで切っていきます。曲刃なので、カーブの部分も楽勝です。
すぐれもののはさみは、これです。クラフトチョキです。↓↓↓
はい、周りを切り抜くことが出来ました。この作業、クラフトチョキを入手する前は、切れ味の落ちた金切りばさみと、金属用の糸鋸を併用して切っていたので、たいへんでした。そして、指に折れた糸鋸の刃が、はずみでぶっささったりしていたわけで・・。
角の向こう側の部分も切り抜きたいので、ドリルで穴を開けます。
糸鋸の刃をドリルで開けた穴に通し、切り抜いていきます。ごーりごーり・・・。慎重に・・。(もちろん、ほんとは穴あけのときも、糸鋸で切っていくときも左手をそえているのですが、今は左手は、カメラのシャッターを押しております。)
はい、切り抜きました。すいません、写真、手ブレしております。
水につけて、貼り付けた紙をはがします。そして、のりが残らないようにしっかり洗います。
ああっ、またブレました。すいません。
この、羊の形に切り抜いた銅板を木槌で叩いて、丸みをつけます。
丸みをつけると、強度が増します。それに、裏引き釉薬がのせやすくなります。
はい、素地が出来上がりました。
あとは、両面にやすりをかけて、釉薬をのせていきます。どんな色にしようかな・・。