あすきなまこブログ

七宝焼を焼いています。

魔女宅と海とクモさま

2011-07-16 02:32:29 | 映画

先週の話からします。

金曜ロードショーで、「魔女の宅急便」観ました。すごくひさしぶりで、おもしろかった…。長いこと、観るの避けてたんですよね。キキがスランプになって飛べなくなって、画家志望の女の子が滞在している森の家に行くシーンとかが、なんか、あんまりにも身につまされるような時期があって。あああっ、もうっ、そんな宮崎駿さんっ、そんなに狙い撃ちしたように描かないでぇっっっ…なんて思っちゃってて。

でも、時を経て観ると、とってもおもしろかった…。ねこのジジもかわいかったです。いやあ、ピンチだったよね。それに、もう、キキのこと、子供を見守るような気持ちで観ることができたのがよかったのか、ほんとに素直におもしろかった。がんばったねえ…って思ったし。年を取ったっていうことかのう。よぼよぼ…。なんちゃって。

 

そして、昨日「海がきこえる」と「ゲド戦記」の2本立てでしたね。「海がきこえる」は途中から観て、最後を見逃して、「ゲド戦記」は全部観ました。「海がきこえる」ってこんな話だったのね…。男の子が、複雑な事情を抱えた女の子にふりまわされる話なのな…。録画してあるので、またきちんと全部観られたら観たいです。

「ゲド戦記」は、公開当時、映画館に観に行ったんでした。当時の酷評ほど、ひどいとも思わなかったんですが…。しかし、今回、まるで初めて観るみたいに、いろんなシーンを忘れていました…。やはり年ですなよぼよぼ…。そして、当時、いいなと思ってたクモさまは、長身で指も長く、やっぱりけっこうよかった…。声、田中裕子さんでしたか…。もっとぼろぼろになって線だけみたいになった記憶があったんだけど…まぼろしだったか?それはクレヨンしんちゃんか?

今日公開の「コクリコ坂から」は、にどまりがぜんぜん興味ないって言うので、観に行くならひとりかよしくしく…。ラピュタでは、空から女の子が落ちてきたけど、今度は男の子が落ちてくるんですか…。ふうん…。原作のまんがの、高橋千鶴さんって、割とスキだったような記憶があります…。下まつげが生えてる絵だったと認識しております…。

 

でも、アニメってたのしいね。おもしろいのも、そうでもないのも、前より素直な気持ちで観られるのが、けっこう自分で新鮮です。まんが描いてたころは、やっぱり、いろんないろんなコンプレックスを抱えながら観てたから…。吾朗ちゃん(なぜ「ちゃん」づけ…)のことだって、ふつうにおもしろくなーい…とは言えなかった。いきなり一作目の、初めてのアニメーション監督で、これだけのものを作るというのは、もしもやれって言われても(いや、絶対言われませんて)自分にはとてもできないな…と思っちゃったし、宮崎駿(敬称略)とどうしても比べられるのも気の毒だったし…。でも、別にそんなこと考えて観なくてもいいんだよね。

アレンの歪んだ表情って、それまでのジブリアニメには、あまりなかったような気がしました。原作は知らないのですが、そういった毒が、ところどころに感じられるところが、わたしは割に好きです。

 

コメント
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