あすきなまこブログ

七宝焼を焼いています。

こんとあき

2009-04-08 06:38:27 | 児童文学
昨日はまた、にどまりのメンクリ行きについていった。ドライブが楽しいので、趣味でついていっているだけなんですけどね。スパゲッティ用のミートソースを仕込んでから出かけた。ほんとはカレーにしようかと思ったんだけどルーが足りなくて、買出しに行く時間はないし…ていう感じで。

車の中で、にどまりが「こんとあき」という絵本の話をしてくれた。NHKの「私の一冊」という番組で紹介されていたものらしい。

こんは、おばあちゃんがつくったきつねのぬいぐるみで、あきが赤ちゃんのときからずっとそばにいるらしい。…そして古びてきて、腕のところがほつれちゃう。おばあちゃんに直してもらいにいくことにして、あきとふたりで、さきゅうまちにむかう。あわわわわ、小さな女の子の一人旅かね。(ぬいぐるみといっしょとは言え)やばいよやばいよ。
とちゅうで、こんがホームにお弁当を買いにいってくれて、(最後尾にぬいぐるみが並んでても、誰も不審に思ってない様子…)戻ってくるときにドアにしっぽはさまれちゃったり…。でも「おべんとう、まだあったかいよ。」って言ってあきちゃんに食べさせたり。…砂丘では、こんが野良犬にくわえられてどこかに持っていかれたり…。あきちゃんおいかける。にどまりは、ここらへんで、ど、どうなっちゃうんだろうどうなっちゃうんだろう…と思ったらしい。…で、犬が他のたからもののがらくたといっしょに、こんを埋めちゃってて、それを掘り出して…。
「で、どうなんの。おばあちゃんには会えるのかいな。ムキー。」「いや、そこまでは紹介されてなくて。」

つーわけで、彼がメンクリに行ってる間に、近くの本屋さんに行って、「こんとあき」買っちゃいましたよ。だって、いろいろヤバイし、心配じゃないですか。本屋さんの人に聞いて、探してもらっているときににどまりから診察が終わった連絡が入り、彼にも本屋に来てもらいました。そしたら、にどまりが買ってくれたよ。わーいわーい。脳内で話聞いてビジュアル化していたのより、こんがぬいぐるみっぽかったよ。こんの型紙まで載ってるよ!

おうちに帰って読むとですね、急行の車掌さんが、こんのはさまれたしっぽに包帯巻いてくれてました。親切です。つーか、車掌さん、いろいろ気ィ揉まれたことでしょう。お仕事おつかれさまでっす。

…ふたりの旅路がしんぱいになったあなたは、ぜひ一読を…。

「あんたのくまちゃんじゃないけど、なんかそういうのってあるよね。」とにどまりがいいました。そうです、あたしのくまちゃんもずっとそばにいてくれましたよ。詰め物ぼろぼろこぼしつつ…。


コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする