まめごはんの思い出

ちょっと、むきえんどうの季節も過ぎてしまいましたが、高校の時の調理実習でまめごはんを作ったときの話をします。
わしら、豆をごはんといっしょに炊いていいものだとは思ってなかったの。プリントに書いてあったはずなのだけど、わしらの班のひとみんな、お豆は炊飯器に入れてはいけないと思いこんでたの。
…で、ごはんが炊きあがるころ、他の班ではほこほこお豆もいっしょに炊けるいい匂いがしているわけ。…うちの班には生の豆がザルの中にある…。やっとみんな、おかしいぞ、と気づいて、わたしたちは、急いで鍋でそのお豆をゆでて、炊きあがった白いご飯に混ぜました。…あたりまえですが、お豆は少し固かったです…。
でも、班の中のひとりの女の子が、「途中で失敗に気づいた割には、機転をきかして、うまく作れたと思う。」と強く主張してくれたので、あ、よかったのかな…ということになりまして、班のみんなは、そ知らぬふりをして、ちと固い豆ごはんを食べたのでした。先生にも見つからなかったよ。（笑）