風のささやき 俳句のblog

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畑打ちや土に混ぜこむ陽射しかな 【季語:畑打ち】

2022年03月26日 | 俳句:春 人事

大分前のことですが
秋田で畑を掘り起こす手伝いをしました

冬の間は重い雪に押さえ込まれていた地面は
固い表情をしていました

耕運機を使ってみたのですが
操作になれていなくて弄ばれてしまうので
途中から鍬やスコップを使ってみました

掘り起こしていると
土も柔らかくなり
今まで蓋をされていたような
土の匂いも漂ってきます

天気も良く
作業をしていると
まるで太陽を土の中に
混ぜ込んでいるように思えてきました

暖かな陽射しを貯える土は
きっと作物には柔らな布団のよう

種をまいたら勢いよく芽が
吹き出すのだろうなと思いました



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