風のささやき 俳句のblog

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目覚めたくなき初夏の朝空遠し 【季語:初夏】

2016年06月19日 | 俳句:夏 時候
つらい毎日が続いた夜
まどろみながら
もう目が覚めることも
なければいいのにと思っていました

けれど初夏の明るい陽射しは
窓辺一杯に押し寄せて
僕を眠りから抱き起こしました

僕はそのまぶしさに抵抗するように
しばらくは布団の中で横になっていたのですが

今日やらなければいけない出来事が
次から次へと頭に浮かび
仕方無しに立ち上がりました

窓を開いて外を眺めれば
空は遠いところにあり

それはまだ先の見えない僕の生の行く末を
暗示しているかのようでした

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