風のささやき 俳句のblog

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主の居ぬ破れ蜘蛛の巣三日の月 【季語:三日の月】

2019年09月07日 | 俳句:秋 天文
お酒を飲んで夜遅くなった帰り
人も少なくなったホームで
電車が来るのを待っていました

手持ち無沙汰で
辺りに視線を泳がせていたら
破れかけた蜘蛛の巣が目に止まりました

良く見ると蜘蛛の姿もなく
大分前から捨てられた状態になっていたのでしょう

そこに捕まる間抜けな虫はおらず
ただ三日月だけが捕らえられていました

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