自分のためが人のため

なすび(40)、エベレスト登頂成功　山頂からツイッターで報告、福島復興願い4度目挑戦で果たす(デイリースポーツの記事より)

サッカーの東日本大震災のチャリティーマッチが行われた時、カズさんがこんなことを言ってました。
「やっていいのか迷いがあった」

サッカー含めたプロスポーツはいってしまえば興業です。
なくても生活に支障はありません。
いくら頑張ってやったところで、直接人の命が救えることはありません。

頑張ってる姿を見せて勇気を与えたい、という人もいます。
でも、例えば今日明日の身も分からない人に、それを期待していいんでしょうか。
ただの善意の押しつけになってないでしょうか。

そういったことを全て引き受けた上で、カズさんはチャリティーをすることを決断したと言ってました。

結局のところ人は自分の与えられていることを自分なりに頑張ってやるしかありません。
その頑張りようによっては、まずは家族や友人が喜んでくれます。
そしてもっと上手くやれれば、もっと多くの人に色んな貢献ができるかもしれません。
いきなり人のためなんて無理ですし、かえってただの自己満足になる恐れがあります。

上記事の方も、個人的にはそれがどう福島の復興と関係するのかよく分かりませんでした。
でも、以前からその経験を生かし公演など福島で色々活動をされているそうです。
勝手な憶測ですが、この方も初めは居ても立ってもいられない気持ちで山に登ってみたくなったんじゃないでしょうか。