Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

感覚を鍛えることが大事

2016-09-29 23:21:11 | コラム

豊洲市場で環境基準を上回るベンゼンとヒ素を検出…東京都が地下水をモニタリング調査(共同通信の記事より)

個人的にやや疑問に思ってるものがあります。
それは「消費期限」のとらえられ方です。

メーカー側からしたら「これ以上ほったらかされたら責任はとれねーわ」という意味で必要なのはわかります。
でも、それを基準にしてすぐに食べ物を捨てる人はちょっと待ってほしいです。

もちろん捨ててもいいのですが、やっぱり一度ちょっと味見してみるべきです。
それで自分の感覚でヤバいかどうか判断してみるべきです。

というか、そうやって味覚を鍛えておかないと、いざという時に困ります。
例えば、夜店の屋台で買うものには消費期限なんてついてないです。
仮に被災などした場合はさらにその判断を迫られます。

さて、上記の地下水騒ぎではベンゼンだヒ素だと怪しい用語ばかりがひたすら飛び交っています。
でも、本来ならまずは感覚的に分からせることが大切なんじゃないでしょうか。

例えば、海水と同じくらいと言われれば、感覚的に大丈夫かなと思います。
逆に仮に下水と同じだと言われれば、感覚的にさすがにまずいとわかります。
その水のアルカリ性はアルカリ温泉の強度と比べてどうなんでしょうか?
それにこの地下水は普通のこうした施設にたまる地下水と比べてどのくらい特殊なんでしょうか。

まずは、こうした我々の実感に照らした報道をすべきです。
そうして、視聴者にはまず現実な感覚から判断させるようにすべきです。

基準値も当然それなりに理由があってそうなっているのはわかります。
行政上そう言った割り振りが必要なのも分かります。

しかし、それを数字だけ取り出して報道しては、いたずらに数値に踊らされる人ばかりが増えます。

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