Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

日常にある裸の王様

2016-11-07 21:40:40 | コラム

<蛭子能収>「葬式でも、みんなが悲しそうにしているのを見ると、なぜかおかしくなってしまう」(女性自身の記事より)

過去記事『web漫画『孫が祖父を越える時』』でもご紹介したのですがこんなことがありました。

三歳になったばかりの姪が遊びに来た時のことです。
だいぶ寂しくなった父の額を叩きながら「なんで髪ないの?」と不思議そうに聞くのです。

「マンガか?!」と思うような光景を目の当たりにしてちょっと感動しました。
と同時に意外なことが新鮮に見える子どもの純粋な目は、うらやましいなとも思います。

ただ、おっさんの僕もたまにふと「これ、おかしくない?」と思う日常の風景はあります。
いったんそう思いだすと突然異世界に紛れ込んだような絶望的な違和感に、早く家に帰りたくなります。

その筆頭が「自転車」です。
自分も頻繁に利用してますけど、これって見た目的に大分変じゃないでしょうか。

普通、便利な物ほど機能的で形も洗練されてます。
でも自転車はちょっとどこかアホっぽさが残されてる気がします。

例えば、ウェストポーチほど便利なバッグって考えられないと思うんです。
でも、やっぱりダサいので誰もしません。
自転車という乗り物にそれに似た危うさを感じます。

この違和感の極めつけが「電車」です。

たまに同じ方向に向かっている違う路線同士の車両が並走することってあります。
すると、お互いに中の人たちが見えるのですが、これがおかしくてしかたありません。

特にちょっと遠目で人がぎゅうぎゅうに詰まっている状態のが並走したりすると本当におかしいです。
四角い箱に乗せられた大勢の大人が真顔ですごい速さで横移動してるのです。
馴れるまで一人で乗ってる時でも思わず笑いそうになるのを我慢してたのですが、間違いなくヤバい人でした。

そしてこれのさらに面白いところは、向こうから見れば自分もその状態ということです。

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