カンブルラン:トリスタン

2015-09-06 | コンサート

待望のカンブルランによるオペラ。今季もっとも期待のプロ。
とは言え、ドイツものは今ひとつの印象だったが、その不安は全くの懸念に終わった。
前奏曲冒頭から、きっちり濃密に響かせた(そのせいかはわからないが3幕後半ややあっさり目だったような)。

タイトルロールはやや薄めか。特にトリスタンはもう少し軽めが、適役かもしれない。
ブランゲーネは出色。ペトレンコの指環でワルトラウテやリエンチ(レアル)を録音してあるのでじっくり聴き直す価値あり。
日本歌手も一歩も引けを取らなかった(アクションは要らないと思う)。

カンブルラン任期の延長で演奏会形式がまた聴けそうだ。
日テレ収録あり。

若干マナーに問題のある聴衆に閉口。