一か月ほどかけていろいろな演奏をとっかえひっかえやってお腹いっぱいになってきたところだったのですが充実の舞台。どこをとっても不満な点が見つからない。
いろいろご意見はあろうと思うが、
タンホイザーは、ハンス・ザックスではないので、うら若いエリーザベトとの関係からも必ずしも立派な声?である必要はないと思っているので実に適役。
しかし、ヴェーヌスは流石(ブリュンヒルデが楽しみ)。
この時期の合唱はなんともいろいろなものが胸に迫る。
いろいろ謎の多い演出で妄想が止まらない(どうぞ、笑い飛ばしてやってください)。
【籠、檻???】
UFO的にさらわれちゃったりするやつ?異界とのワープ・ゾーン?
結局、トンネル・リングへのオマージュということで納得させました。
【聖と俗? 政治劇? 社会劇?】
タンホイザーは、聖と俗で語られることも多いと思うが(前半は)政治劇として楽しんだ。
チューリンゲンは、現在も世界のどこかに存続する、独裁、軍事、世襲制、ジェンダー格差・・・国家で対するはヴェーヌスベルク。しかし、革命家でもある作曲家としては、宗教で救われるってのは???
ついでの妄想はピーター・グライムズ。主な登場人物はまともな者はいない、ピーター一人が悪人ではない。
【子供】
子供で思い出すのがヴォツェックなのだが、竹馬でHop Hopしているわけではないので却下。
ワーグナーで子供と言えば、ローエングリン。パルジファルとタンホイザーのミッシング・リンク?
ヴェーヌス=オルトルート結構面白いと思ったが続かない。
っと、子供の黙役で重要な作品があるではないか!
「マダマ・バタフライ」。
タンホイザー=ピンカートン
ヴェーヌス=バタフライ
ヘルマン=ボンゾ
ヴォルフラム=シャープレス
エリーザベト=ケイト
ケイトは???だけどこれも一応納得。
短時間で確認できなかったけど最後に降ってきたのはエリーザベト? 和蘭人っぽくない?
蜘蛛の糸ではないだろう。