カンブルラン/メシアン

2010-07-14 | コンサート

先週、重いプロを終えたばかりだが鮮烈な読売デビューだったメシアン再びという事で期待したが出来はもう少し。

主な理由ピアノによる。楽器、奏者、会場(位置)、湿度…。

ピアノにキレが無い。 フォーレ、ドビュッシーは最近の読売らしく立派ながらニュアンスを欠く。

デュティユで今後に期待を繋いだ。


カンブルラン/読響:砂漠

2010-07-09 | コンサート

わかりやすいテーマのカンブルランの定期。

最初は、ハイドンの「天地創造」の序奏。秋に向けていくつか予習を開始しているのだが、通常伸ばす音はなんとなく、減衰していく音楽。でも、減衰するだけでなく、音程まで下がっていくのが気持ちわるい。

インターバルを置くことなくそのまま、砂漠へ。ヴァレーズについてはそれほど多くは語れない。ただ、テープ部はカット。カンブルランなら電子音のところも聴かせてくれるのではないかと期待していたので残念。砂漠が終わるや否や再び序奏???。

ハイドンはいらなかったんぢゃないかなあ。。。

メインは「大地の歌」。

もっぱら室内楽版を聴いているという事によるんだろうけど、音が大きすぎる。オケは歌手がいることを忘れているかのよう。しかも、金管を中心に生っぽい音を響かせる。

桂冠名誉指揮者とやらの期間がながすぎたのか、現体制になってから、時間の短さからわからないが、なにやらこのコンビに一抹の不安を感じさせる。

ケーニヒの声は会場のせいか響きすぎ焦点がいまいち定まらない印象。グバノヴァは若さからか、死のイメージはまったくなく、告別に至っては、4番の終楽章かのよう。

プログラム掲載の増田良介氏による対訳(特集記事も)は新たな定訳としてもいいのではないかな。