小船幸次郎生誕100年

2007-04-29 | コンサート
今年も何人かアニヴァーサリーの作曲家がいますが、 最も身近な作曲家を忘れておりました。 小船幸次郎。 おそらく初めて接した作曲家。 晩年はほとんど教育に力を入れていたらしくほとんど作曲活動はしていなかったそうですが。 今日演奏されてたのは、「祭の頃」。 演奏は必ずしも万全とは言えませんでしたが、6月、7月と連続して演奏されるとのこと。 6/13 19:00 組詩曲「横浜1947年」 7/29 14:00 琴と管弦楽 神奈川県立音楽堂 また、「小船幸次郎小伝」もまもなく出版されるようです。

14:01 池袋メトロポリタン口

2007-04-01 | コンサート

既に開演時間。
第1楽章をあきらめるか?
これまで土曜の公演はほぼ5分押しで始まっていたように思う。
楽観的過ぎるか?
取り合えず走る。

普段でも長いと思うエスカレータを喘ぎながら駆け上がる。
会場入口に既に人影はない。
半券とプログラムを受け取ると
会場から漏れる指揮者を向かえる聴衆の拍手とそれに続く沈黙…。
「間もなく演奏が始まります」の声を背に受けつつさらにエスカレータを2つ。
持っているチケットはさらにその上。意思とは別に足は動きを停止しようとしている。
4回目くらいの「お急ぎください」の声の後に
「こちらからへどうぞ、立ち見スペースへご案内いたします」
既に照明の落ちた2階客席を案内される
「奥から詰めてお掛けください」
促されるまま奥の席に崩れ落ちる。
間に合った!
その瞬間演奏が始まった。

常任としての最後の演奏はそういった聴衆の思いや感慨といったもの、
この曲の解説にあるような「死」のイメージといったものを
感じさせないクールな演奏だったように思う。

マーラー:交響曲 第9番 ニ長調
アルブレヒト,G/読響
東京芸術劇場