NNTT:バタフライ(6/1)

2019-06-01 | オペラ
魔が差した。
先月末The Star-Spangled Bannerが流れるたび頭の中ではプッチーニで鳴っていた。
蝶々亭の料理人をやって以来四半世紀ほどになるのか。なんて酷いストーリーなんだと実演は極力避けてきたつもりだった。
公演を観ているとストーリーとともに、長崎の江戸時代、昭和20年8月9日や令和初の国賓(とその■■)のことも思い起こさせ益々不快に。
楽曲には全く関係のないところで個人的ワーストのオペラに決定。

プッチーニ作品を数多く観ているわけではないのではっきりしないが演目ごとに舞台の印象が変わらない気がする。台本のせいなのか、演出家のせいなのか?
2005年プレミエらしいのでキッチリ決めてくれるが、群衆や歌っていない人物の処理には物足りなさを感じた。
初日とあってか小さくまとまった印象。1幕ボンゾの登場も破壊力は今一つ。
タイトルロールは、恐らくもう少し重めのソプラノがキャスティングされることが多いと思うがやや軽め。15~18歳という設定からはもっと軽くていい?
シャープレス、スズキはじめ好演も子役に喰われた感あり。