最近…

2007-02-21 | オーディオ

不調だったんだよねぇ。
ハードディスク・ウォークマンってNETWORK WALKMANぢゃないか。
NW-HD1。型番からわかるようにSONYの威信をかけて発表した製品だが、
残り容量が5Gを切ったあたりから再生できないトラックが増えてきてなんとなく嫌な予感がしていた。
先日、買い逃していたブルックナーの「ヴィントハーグのミサ」を仕入れてきたので早速転送したら、
ヴィントハーグのミサ以外のトラック以外を再生できなくなった。
2年半ほどほぼ毎日2から4時間位は働いてくれていたし、何せソニーなんだから、タイマー入ったか?
と思ったけど、今ここでこいつに逝かれてはたまらんので、
バッハ、シェーンベルク、ウェーベルン、ベルクのほぼ全曲をはじめ600枚分位を溜め込んだハードディスクを泣く泣く初期化。

なんのことはない、初期化してやるとふつーに動く。
PCのハードディスクに残っていた5Gちょいを転送。
バッハの鍵盤曲、「無口な女」、「ひかりごけ」とかめったに聴かない曲ばかりなので、
振り出しに戻ってバッハのカンタータからやり直しである。

初代ウォークマン~DAT~MD~HDと何台のウォークマンにお世話になったのだろう。
個人的にはほとんど文句のない製品なんだけどこいつをを使っている人はいままでに1人か見たことない。
売れなかったんだろうなあ。ついにはハードディスクを使ったモデルがカタログから消えたみたいだし…。

今度出るICレコーダーは音がよいらしいので、使ってみるかと思うが、
MP3しか対応していないらしい(こうして独自形式を放棄していくするんだろうなあ)。


カセットテープ

2007-02-12 | オーディオ

ヴェルディのレクイエムといえば、昔はライナー/VPOがあればいいやと長い間思っていて、アーノンクール/ECO(一昨年だかに出た音盤ではない)を聴いてからはこればっかり。たまには別の演奏をと思い立ちアルブレヒトでも聴くか(ちょっと別の要素が入っているし、ほとんど誰も評価していないみたいだけど、これはこれですばらしい)と思ったが、81年のアバド/スカラの文化会館の演奏を聴く事に。

20年以上の前のカセットテープでもほとんど問題なく再生できるのはこれまで死蔵テープを掘り起こして確認しているものの鳴ってみるまでどんな音がするのかわからない。当時としては珍しくメタルテープなんてのを使っていたためほぼ問題なく再生。その頃オペラにかかわるなんてことも、クライバーなんてのを聴くようになるとも思わないので、NHKはかなり力を入れてスカラの公演を放送していたのに録音したのはレクイエムのみ。惜しいことをした。ハードディスクに落としたので今後は簡単に再生可能。良い時代になったものだ。放送当時とてつもなく速い演奏だと思っていたのに特にテンポは気にならない。しかし、83分ほどの演奏なのでCD2枚になる。今に始まったことではないが、90分録音できれば。

気をよくしたので、78年の小澤/ボストンの幻想。

冒頭もごもごしていたが、年月と120分テープであることを考えるとまずまずといったところ。しばらくテープ起こしはサボっていたので、もう少し暖かくなったらまたはじめることにしましょう。