ヴォツェックの後、贅沢なソリストによるオケの演奏会(東響11/29・N響12/12)のあとに今年を締めくくるにはなんとも残念な7・9番(アホ、ベートーヴェン)だったからというわけでもなく、以前合唱指揮としてお世話になった大井剛史が振っているというわけで、新国へ。
バレエというのは、跳ぶか、回るかという理解なので、音楽に専念する。人気の高いバレエ・ダンサーの主催するカンパニーの舞台では、バレエはともかく、オケがばたばたとうるさくとてもではないが聴いていられないと耳にしていたのだが…
バレエはじゃがいもあたまのシンフォニーコンサートなどと違って会場が実に華やいでおりました。もっとも、近所に香水のキツイ方がいらしたらしく閉口いたしました。出し物がくるみということもあってかロビーにもツリーがあり、メイク・ネイルサービスや、ねずみとの記念写真が撮れるコーナーあったりする。
「ヘングレ」でヘクセンハウスとかはなかったと思うが。
冒頭、現代の新宿から始まり、ブレイク・ダンスやローラースケートの人がいたりと、バレエもなかなかやるなあと思ったが基本的に跳ぶか、回るしかなく、これから100年くらい同じことやってるんぢゃないかという理解しかないので音楽に専念する。大井の指揮では、以前アマオケを振った「夏風」と「オケコン」を聴いただけだが、リズミカルな曲を聴きたいと思ったが、バレエを振るようになるとは思わなかった。意識してのこととは思うが、大きく明瞭な指揮はわかりやすいだろう(バレリーナが踊りながら指揮を盗むのか否かはわからんがきっと見ないだろうなあ)。バレエに付けているといことで流石に細かなニュアンスまでは無理だったように思うが充分に楽しめた「演奏会」だったと思う。
たまには、バレエも楽しいが、演目的にどうなのよ。