Verdi(Blackford):Messa da Réquiem/Hill

2023-12-17 | 音楽


オルガンと打楽器を含む編曲と聞くとかなりゴージャスなものを想像するが
この新しい版はあっさり予想を覆す。
ほとんど聴こえない冒頭部分はオルガンによって奏されるが、キリエに入ると状況は一変する。
オリジナルはここで一気にヴェルディの世界に引き込まれのだが、
ここで、ヴェルディではなく、荘厳小ミサ(ロッシーニ)の世界に(ロッシーニのミサへのオマージュとしての版ではなさそうだが)。
楽器編成が類似していると言えばそれまでが。
楽譜を確認していないのではっきりしないが、オルガンの使用はtutti部分を除いて、
Dies irae、Tuba mirumにおいても限定的な印象(解説にはオルガンとあるのみ)。
この版で特徴的なのはピアノによるトレモロ。
打楽器も打楽器とあるだけで、オリジナル通りなのだろうが、
 Libera me の最後の一撃は 掛矢 使ってる???


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