エクス・ノーヴォ室内合唱団演奏会

2014-05-05 | コンサート

古楽系の演奏会は極力避けてきた。
敢えていうなら、研究により音楽学的に正しいと考えられる事の実践が演奏会という場には相応しくないといったことだろうか。某ピアニストは怨我苦と表記していたと記憶するが、コンサートホールに響く古楽は楽しいと感じることが少なく、いつしか古楽は聴衆を必要としないと考えるようになっていた。
しかし、結成記念演奏会を迎えたこの合唱団の演奏は大げさに言えば、日本の古楽がここまで来たという印象を強く受けた。イタリア・バロックに特化したというのも有難い(個人的にイタリア音楽史は初期バロックのあとは、プッチーニとなっているので)。

苦言を呈しておくとすれば、Cb椅子の軋み。
プレーヤーがあれだけノイズを出しては・・・。


エルトマン&メストレ リサイタル

2014-05-02 | コンサート

30日はオペラシティーへ。
注目のソプラノではあったが、残念ながら出来はあまりよろしくない。
声はよくコントロールされていたのだが、小さく纏まりすぎたのか、
リートを聴かせる域にはないように思われた。
これは、伴奏が巧すぎる、饒舌すぎるというのも一因であろう。
メストレと互角に渡り合うというにはまだまだといったところか。
次回は、オペラに期待しよう。