展覧会2題

2011-06-28 | アート・文化

気がつけば、ほぼ、同時代の展覧会。方向性は随分とことなりますが。

まず、蕗谷虹児展
夢二はちょっとだが、蕗谷はよいなあ…くらいの認識で出かける。
その点数600。比較的最近(1979年)まで存命だったこともあるので出展数は多い。
これだけまとめて見るとさすがに、食傷気味といったところもなくはないが惹かれるものも。
挿絵、作詞などは知っていたが、絵本やアニメーションまで手がけていたとは。
ストコの「アルルの女」のレコード・ジャケットは、クライバーの「椿姫」と同じ構図。
モデルが佐々木希風なのは好みが分かれるか?
古道具屋で埃を被っていたらつれて帰ってあげましょう。

視覚の実験室 モホイ=ナジ/イン・モーション
写真、フィルムが中心の展示。
作品そのものは必ずしも一流の作品とは思えないが妙に楽しい。
新聞が配達されると、卵・パンが焼け、コーヒーが沸いて起床させられるマシンのような「ライト・スペース・モジュレータ」。
1時間に2回実際に照明を当てられ動きだす。どうしても動きに注目してしまうが、影を見るものらしく、隣の展示室では当時の映画を上映。
写真をかじったことのあるひとなら誰でも、印画紙に物を置いて露光したことがあると思うが、我々のはただペタンと置いただけの平面的なものとは異なり、計算され立体的な仕上がりとなっている。
フィルムは会場内で数本上映されていたが、数分のものから30分ほどのものまであったが展覧会場ですべてを観るのはしんどい。ほとんどがショップ購入できるようだが手が出ない。
オペラの衣装・演出もしていたようで、「ホフマン」と「バタフライ」の舞台写真が展示されていた。
「バタフライ」の舞台セットは日本人が見ても違和感のないもののように思われた。
30年代にハンガリー人が、舞台側から障子に照明をあて、格子模様を客席に見せていたのは「ライフ・スペース・モジュレータ」の作者であれば当然かもしれないが驚きであった。

最近、展覧会から遠ざかっていたがどちらも見応えあり。

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カリニャーニ/読響

2011-06-23 | コンサート

「田園」はなかなか聴き応えあり。

細部にまで細かい表情がつけられていた。

コンサート1曲目の「フィデリオ」序曲を聴くにつけ、コジを降りたことが悔やまれる。

ピアニストは以前はもっときれいな音だったように思う。

最初に出る音は良いが、音が重なると混濁するように思う。そのためか、曲の進行につれ息苦しくなっていくようだ(協奏曲はほとんど落ちていたのでテンペストの印象)。

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