DEATH IN VENICE/GARDNER

2020-12-30 | オペラ

何か今年らしいものをということで?ヴェニスを。

ガードナーはちょっと物足りなさも感じさせるのだが、さらっと重苦しくないデボラ・ワーナーの簡素ながら光と影で美しく魅せる演出にはふさわしいのかもしれない。
これはアッシェンバッハのグラハム=ハールのコミカルな演技にも表れている(と言うのは、繰り返し何度も観たピーター・ホールの「アルバート・ヘリング」が頭から離れないからだろう)。一人七役もそれぞれを強調するといったようには思えなかった。かと言ってもともとコミカルな部分も淡々と進行するのがだが。有名な映画とは一線を画すものなのだろう。

ブリテンがベニスを振っていたら・・・。


LES TROYENS/LEVINE

2020-12-29 | オペラ

この年末年始は時間が取れそうなので、なかなか観る機会がないものをと「パルジファル」と迷ったけどこれ。

その昔、デイヴィスとレヴァインの映像位しかなく本当によく観た。
ベルリオーズに、ドミンゴ、ノーマン、トロヤノスに、METに圧倒されっぱなしなのは変わらない。
ノーマンもトロヤノスも1度しかライブでは聴けなかったのが残念。
ゲルギエフが一夜で上演した(演奏会形式)のもなつかしい(その日、関東は大雪で大変だった)。

日本での舞台初演はいつのことやら。。。


HINDEMITH:When Lilacs Last in the Door-yard Bloom'd

2020-12-28 | 音楽

ヒンデミットと言えばこれ。



長くて定訳もないので俗称?ホイットマン・レクイエムと。
録音は英語版が多いと思うが
ドイツ語版の方がすんなり入ってくる。
英語版では、初演者のショウ盤。
自演は英独両方あるはずだが最近聴いた覚えがない。

この状況では合唱曲が演奏会に載るのはいつのことやら。。。


Britten:A Ceremony of Carols

2020-12-20 | 音楽


童声の美しさとあやうさと凛としたハープの響き…。
自演を含めいくつもの録音があるが、ウィルコックス盤に戻ってしまう。

実演に接する機会は意外と少ないのだが、広いカテドラルを歌いながら入場するテルツと
東京室内歌劇場の隠れキリシタン版は忘れがたい。


HAAS:CHRISTNACHT

2020-12-12 | 音楽

ハースと言えば、パヴェルでも、ゲオルク・フリードリヒでも、勿論ローベルトではなく(因みに没年はヨーゼフと同じ)、ヨーゼフ!
何人かいる気にはなっていても特に検索かけるわけでなし、かと言って店頭に転がってるわけもないのでいっこうに手持ちの録音が増えない作曲家の一人。
1879年生まれのだが、聴いたことのある曲は古典派のようでもあるが、なんとも牧歌的な音楽が多い。

この「聖夜」もバイエルン、チロルのクリスマスの歌ももとにした お告げ~東方の王様 の物語(オラトリオ)。
馴染みの旋律がないというのが残念。
語り、混声合唱、オルガンという編成(本来はオケ伴?)なのでどこか演奏してくれないだろうか。