藝高定期

2015-10-24 | コンサート

ひょんなとこから、整理券を入手。奏楽堂へ。
まずは、邦楽が演奏されたのだが最近週末のマチネにありがちなパターンで完全に落ちていました。
休憩をはさんで、バッハのマニフィカトとブラームスの2番。
近年古楽の演奏は大変厄介なことになってきていると思う。楽器はモダンかピリオドか、奏法をどうするか、さらに声楽が入ると何人で歌うのか・・・。この日は、学校行事でもあるので、演奏陣は概して若い。バッハ演奏についてプレーヤーの人数については議論のあるところだが、年齢の問題が取りざたされることはほとんどない。バッハの使えた声は明らかに童声なのだが、演奏技術の問題は十分わかってるのだが・・・。
ブラ2番は、強烈なまでの推進力によって颯爽と走り抜けていった感があり。

大きく育ってくださいまし。


NNTT:ラインの黄金(10/17)

2015-10-17 | オペラ

あまり乗気しないなか、体調をやや戻して楽日へ。
席も前回よりちょっとだけ良い席で視界も良好。ということで、同じ舞台のはずだが印象は随分と異なる。チープでキャッチーな舞台で、まったく個人的にはこの小屋の公演としては疑問もないわけではないが、ワーグナー特にリングに内包される様々な問題点へのアンチ・テーゼのようなものを感じてしまった。このあたりになってくるとラインを観ただけではどうにもならん。次のシーズンでは、ワルキューレとジークフリートが予定されているのでなにかが感じられるかもしれない。
それにしても、神々のワルハラへの入城の振り(両手を大きく開いて、3歩進んで2歩下がる)はどこかで観た気がしてならないのだが。。。


NNTT:ラインの黄金(10/7)

2015-10-08 | オペラ

午後から有休を取って、新国へ。
平日のマチネにも関わらずほぼ満席。
体調もすぐれず、席も悪い上に前にお座りの方が大きい方でしたので簡単に。

演出においては、グロテスクな面もあったりしましたが、抑え目な印象。
フリードリヒ最後のリング演出ということで、枯れてきたのかとも思いましたが、イメージ的には枯渇感が強いのは気のせいか(10年以上前の作品であることを思えば当時は斬新だったのかも)。
正直、あと3演目辛い気もした。

歌手は充実した歌唱で好印象(邦人のぞく)。
カーテンコールに乙女が2人だったのような。

オケは豪放に響いたと思うが、コントロールされた印象はあまりなし。

楽日にも観ることになっているのですが、あまり乗気でないなあ・・・。