荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

池之端の駄菓子屋

2014年09月28日 | 散文
街中に金木犀の香りが漂っている。
秋の気配にはあの店が似合う。
池之端の駄菓子屋さんを思い出した。

夏前に行ったとき休んでいたので気にはなっていた。


先ずは駄菓子屋の近くにあるお気に入りの井戸を確認しに行く。
相変わらずの佇まいである。

この路地を抜けた所にも井戸がある。


井戸は健在であるが、家が無くなっている。
工事の様子から、2軒の家が建つようだ。
家が無くなった事で、井戸の向こうは墓地である事に気付く。

ちょっと寄ってみる。


初めて訪れたが、けっこう広い墓地だ。
日差しの中で柿の実が色づいている。

秋の気配が広がっている。


ここにも現役の井戸があった。

池之端は水の豊かな土地である事を改めて認識する。


さて、お気に入りの家を眺めながら、駄菓子屋へ向かう。



・・・閉まっている。
前回訪れた時と変わっていない。
植木鉢は緑を保っているので、水を欠かしていないようだ。
廃業したのだろうか?

・・・ひっそりと街が変わって行く。

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