荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

世田山・笠松山の在る故郷の風景

2024年06月16日 | 散文

田圃に水が張られました。降水量が少ない地域なので、田植えをするのは梅雨に入ってからです。その前にこうして水を張って、漏れがないか確認するのです。水鏡が「世田山・笠松山」を映します。左が世田山で右が笠松山の連山で独立峰です。太平記に登場する「世田山合戦」の舞台です。楠木正成、新田義貞らの有力武将を失った南朝方がここから反撃に転じる作戦も敗戦し、北朝方の勝利が確定しました。室町幕府の誕生です。

田植え翌日です。苗を植えた状態を確認しています。機械植えなので田圃の端は時々植え漏れがあります。隙間に苗を手で植えます。

田植え後の田圃に初夏の風が渡ります。水鏡の山塊が消されます。

鎌倉時代から、今も変わらぬ山容です。


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