荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

相撲部屋を訪ねて-3(北の湖部屋・錣山部屋・時津風部屋・陸奥部屋・春日野部屋)

2015年09月28日 | 散文
やっと鶴竜が横綱初優勝しました。
勝ち方は横綱らしくない、立会いの変化が多い、後味の悪い優勝です。
私は照ノ富士を応援していたので怪我が残念ですが、彼は横綱になりますね。
これから、優勝した井筒部屋と準優勝の伊勢ヶ濱部屋を覗いて来ます。

さて、引き続き、部屋巡りの報告をします。

「北の湖部屋」
憎らしいほど強いと言われた、現相撲協会理事長、北の湖が師匠です。
元前頭の巌雄が部屋付き親方に居ます。

関取に北大樹、北はり磨が居ますが、北大樹は15枚目で負け越してしまいました。
来場所幕内には残りますが、情けないほど弱い・・・。

「錣山部屋」
元関脇寺尾が師匠です。
外国巡業時にセクシー・スモウレスラーと呼ばれた程、外国女性にも人気がありました。
部屋の造りも個性的で好いです。
今場所横綱初優勝の鶴竜が居る部屋の井筒親方と兄弟で親方です。
豊真将が引退した後、立田川親方となって部屋に居ます。
関取は、青狼と阿炎です。
青狼は幕尻で負け越してしまいました。

豊真将のような所作の美しい関取を育ててもらいたい。

「時津風部屋」
名横綱双葉山の部屋です。
現在は元前頭三枚目時津海が師匠です。
彼は数年前の大麻事件に際して、急遽引退して部屋を継承しました。
部屋付き親方に、蒼樹山と蔵玉錦が居ます。
部屋頭は私が好きな豊ノ島で、今場所は10勝を揚げました。
その他時天空が幕内に、十両には正代が居ますが、代々「時」の四股名を持った力士が多いです。

旧吉良亭と回向院及び相撲写真館並びに芥川龍之介が卒業した小学校の近くにあります。
また、勝海舟の出生地も近くにあって、観光にも好立地です。

「陸奥部屋」
国技館から一番近い相撲部屋です。
師匠は元大関霧島です。
出し投げの名手でした。
鹿児島出身の少年が相撲取りになって、本州北端の陸奥を名乗るのも、これ人生の妙です。

部屋付き親方に、薩州洋と敷島が居ます。
現在関取は居ません。

「春日野部屋」
現師匠は元関脇栃乃海です。
かつて理事長を排出した名門だけあって、部屋付き親方に、元小結播竜山、元小結大善、元小結栃乃花、元関脇栃乃花、元幕内の栃栄に木村山と多士済々です。
力士には、強いときはめちゃめちゃ強い関脇栃煌山、小結の栃ノ心、前頭筆頭の碧山が居ます。
碧山が7勝8敗、あとの二人は勝ち越しました。
幕下以下にも多くの力士が居て、名門を維持しています。

「栃」の字を持った力士が多く居ます。
碧山は、故久島海(旧田子ノ浦部屋)の忘れ形見です。

これを機会に、久し振りに、自転車で廻れる範囲の部屋を訪ねてみようと思っています。
再報告の可能性を残しながら、今日はこの辺で・・・。


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