荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

村上義弘の墓

2016年06月17日 | 散文
亀老山展望公園から下っているとこんな案内板がありました。


もう二度と来る事は無いと思うので行ってみます。

昼なお暗い山道です。

村上義弘って、競輪選手にも居るんですね。
おそらく瀬戸内の出身だと思います。


話を戻します。
武将村上義弘は伊予の大島を本拠とし海賊大将と呼ばれました。

元弘の乱では瀬戸内海で北条時直の水軍を破り、その後も南朝方として活躍した人物です。
能島村上水軍の祖との説もあります。

急坂を登って到着しました。


由緒書きがあります。

南朝の忠臣である旨が記載されています。

裏には第23代当主の名前があります。


全てが梅雨の晴れ間の木漏れ日の下に佇んでいます。






太平記に登場した人物です。
再度読みたくなりました。


お参りした帰り道です。


参道の別れ道に、今は使われていない遍路道がありました。


お遍路さんの中で南朝を尊崇していた人は、彼の墓所をお参りして、次の札所へ向かったのでしょうね。


「いにしへの砦の跡の椿の花血涙のごと木漏れ日に見ゆ」
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