荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

衣干岩に登る。

2017年02月18日 | 散文
桜井海岸近くに「衣干岩」があります。
菅原道真公が太宰府に配流の途中嵐に遭って、壬生川沖から桜井沖まで流されました。
居合わせた里人がこの河口(後の椀舟の港)にお助けしました。


その時、有り合わせの舟の綱を丸く巻いて敷物として菅原道真公をお休めしました(綱敷天満宮の由来)。
濡れていた菅公の着物を干した岩がこれです。


菅原道真公はこの時「この島原を我が誠心を留めん地」と言われたとの言い伝えにより、菅公の志の島原という意味から後世この地を「志島ケ原」を名付けたと言われています。


周囲20mちょとの岩です。
廻ってみます。










この右手が河口です。

今は堤防が在りますが、当時は河口のすぐ横だったと思います。
この辺りは隆起して現在の地形になっているので、もっと前は、海に浮かぶ岩礁だったと思います。

ちょっと登ってみます。


オヤジでも簡単に登れます。


頂上には枯れた松の幹が残っています。


見下ろします。

登って来た方向です。

実は、志ケ島原保育園生時代に一度登ったきりなので、約60年振りです。


頂上で背伸びをすると、兵市島が見えます。

こんなありがたい(登っておいて、何処が、)岩です。

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