荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

佃島渡船場跡碑

2022年06月13日 | 散文

佃島の隅田川土手です。対岸の聖路加タワーを見上げます。土手下に石碑が有ります。

 

佃島渡船場跡碑です。真夏日の陽射しに紫陽花が弱っています。

 

説明板が有ります。 「佃島は隅田川河口にできた自然の寄州でした。江戸時代初期、初代将軍徳川家康の招きによって摂津国佃村(現大阪市西淀川区佃)から下ってきた漁師たちは、鉄砲洲東の干潟百間四方を埋め立てて佃島を築きました。そしてこの島と対岸の船松町(現在の佃大橋西詰付近)との間に通された渡船が佃の渡しです。佃の渡しは、佃島住人だけでなく、住吉神社への参拝や花見見物の人々に利用されました。」から始まる説明です。

 

昭和31年には、1日平均60往復もして、1万6千人もの利用者がありましたが、昭和39年(1964)8月(筆者談∶第1回東京オリンピックの直前)に佃大橋が完成したため、佃島の渡船は廃止されました。

こんな話でした。


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