荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

水元公園の睡蓮

2017年09月03日 | 散文
水元公園の池(小合溜)は、意外にも水草が一杯です。
秋の風情の空の下がこのとおりです。

睡蓮だけでなく、ホテイアオイ等の水草もビッシリです。

水草に、カギを付けた紐を投げ込みます。

水草を絡めて岸に積み上げています。

彼は公園管理の職員ではありません。

ただの釣り人です。

赤い水草も繁っています。


自転車でやって来て、水草を除いて、釣りをするのです。


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男はつらいよ/マドンナの家(第2作 続 男はつらいよ)

2017年09月03日 | 散文
昭和44年公開の映画です。
寅さんが、恩師坪内散歩(東野栄治郎)の娘夏子(佐藤オリエ)に惚れる話です。


散歩が鰻を食べたいと言う。
養殖でない、江戸川の天然鰻を食べたいと言います。
今時天然鰻は居ないよと言いながら、娘夏子と恩師に鰻を食べさせたくて、朝からずっとこの場所で釣り糸を垂れます。
橋の下近くです。


やっぱり釣れなくて「どうせ分かりはしないのだから、魚屋で買って帰ろう」と言っていた時に鰻が掛かります。
喜んで、鰻が掛かったまんまの竿を持って、この土手を散歩の家に向かって、はしゃぎながら走ります。


散歩と夏子の家は葛西神社のすぐ傍です。

おそらく、手前の石段を下りた筈です。

鰻をぶら下げたまんま神社脇のこの道を走った筈です。


神社脇のこの道を下った筈です。


神社下の、この右手の家が、恩師の家です。


ここに塀があって、門脇に表札が掛かっていました。

喜び勇んで「先生!鰻!」と庭先に走り込んだ寅さんが見たのは、夕日の中で、縁側の椅子に座ったまんま既に死んでいた恩師の姿でした。
印象的な場面でした。

もう50年も前の作品だし、映画でも古い家だったので、当然建て変わっています。

でも、坂の上に神社が見える、この家です。


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