荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

好きな建物-1

2016年10月01日 | 散文
消失記事のリメイクです。

子供の頃からの絵画好きだと思っています。
ところが、以前にも谷根千の建築物を巡った記録があったりして、冷静に自己分析してみると、建築物も好であることを自覚するに至りました。

そこで、最近見つけた好きな建物を纏めました。

<西日暮里の酒屋>
西日暮里駅前道路を北東に走っていると、常磐線の高架下道路が見えました。
急に線路の下をくぐりたくなって、ハンドルを右に切りました。
くぐったのは良いが目的がある訳じゃないので西日暮里の街をウロウロしていたら、夏の光に照らされて、「MAEYAMA」の看板が見えました。

看板上のレリーフが気に入ってしまって、暫く佇んでしまいました。
お酒の楽しさが伝わって来きます。

<北千住の旧銀行?>
荒川河川敷道路を上流に向かっていました。
向かい風が強くて走り辛いので荒川土手を上がりましたが、知らない街です。
ウロウロと走っていたら北千住の駅に着きました。
駅正面の道路を西に走ってすぐ、この建物を見つけました。
向かいのバス停脇で写真を撮っていると、バスを待っていたお婆さんが、何が珍しいのか分からん顔で、私とこの建物を見比べていました。

つくづく、価値観は各々異なるものであることを実感しました。
彼女は家に帰ったら「今日は変わった人を見たのよ」と言うのだろうなあ。

<日本橋の教会>
冬の夕方に自転車は辛い。
一人で居る事の侘しさも感じてしまいます。
寒いし、日が暮れて来るし・・・。
早く帰ろうとペダルを一所懸命漕いでいたら、道路の反対側にこの教会がありました。

冷たい大気の中で凛として立っている姿に自転車を止めてしまいました。

<両国橋東の会社>
日本橋方面から両国橋を渡って、橋の終点近くになるとこのビルが見えてきます。
橋を越えたら下り坂を利用してスピードを上げ、ハンドルを右に切って春日野部屋を初めとする相撲部屋に変化は無いか確認しながら、我が家への道を走るのがいつもの手順です。
今日は思い切ってママチャリを止めました。

会社の事務所です。
好い立ち姿だと思います。

<日本橋の居酒屋>
ママチャリで走るのが好きですが、基本的に方向音痴です。
この建物を日本橋の裏路地で見つけました。
大きな黒の面積にちょっと配した赤と黄色が好い!
植木の緑も効いている!

もう一度見たいと持っているのですが、何処で見たのか分かりません。
日本橋は広いです。
もう2度と出逢えないように思います。

<隅田川沿いの雑貨屋>
佐賀町海岸通りを走っていたら、この建物が控えめに自己主張していました。
トタンの古び具合と、それにマッチさせた看板と壁板のカラーリングがセンス好い!

この色使い、賛同!
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アメ横を歩く

2016年10月01日 | 散文
上野公園からの帰りです。
正面に見える三角のビルと山手線の線路の間にアメ横があります。


「アメ横」は、ご存じだと思いますが、「アメヤ横丁」の略称です。


暫く行くと三叉路があります。
ここからがアメ横の中心地です。


店舗が左右に並んでいます。
この中を歩いて行きます。


平日の12時過ぎです。
歩いているのは外国人観光客ばかりです。




道路の左右には店舗がひきめし合っています。
種々雑多な商品がありますが、今日は食料品店を主体に冷やかします。


店員は呼び込みに懸命です。
うたい文句は品質より価格です。
とにかく「安い」を強調します。


店頭表示価格で買う人はいません。
値切らなくても、店頭に立つと店員が値引きしてくれます。


秋の味覚が並んでいました。
今年初めて見ます。
随分長い間食べたことがありません。
従って、この表示価格が安いのか高いのか分かりません。

物欲しそうに見ていたら、店員に声を掛けられそうになったのでそそくさと移動しました。



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世界遺産の建築物としての魅力

2016年10月01日 | 散文
ご存じの通り、上野の国立西洋美術館が世界遺産に認定されました。
ル・コルビジュエ設計の建築物です。
認定が決定した時その魅力を撮ろうと奮闘しましたが、どうしてもそれらしい納得できる写真が撮れませんでした。
今日も撮ったけど、世界遺産と言われても素晴らしいとは思いません。


そこで内部から建物を観てみました。


つまり、世界遺産の建築物を内側から鑑賞する訳です。


常設展/松方コレクションの彫刻展示室から観る景色です。
彫刻を含め、庭を納めた額縁効果としての建築物を観ます。
このスペースにはベンチが据えられて、彫刻と中庭を鑑賞できます。


うん、ちょっと好い。


場所を移動して中庭を観ます。
好い景色ですけど、ガラス窓の補強線が気になります。


前出の彫刻展示室の窓は、補強線が無いガラスの一枚板です。
美術館はここから観てもらいたいのではないかと思ってしまいます。


場所を移動して、レストランに向かう廊下です。

うん、ちょっと好いです。

廊下から玄関前の景色を観てみます。
なるほど、ル・コルビジュエは外観じゃなくて、内側から見る景観(勿論展示物の鑑賞が第一だと思います)を考えて設計したのですかねえ。

外観に建築物としての魅力を感じない私はそのように思います。

コメント (2)
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