荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

筍を掘りに行く。

2016年03月02日 | 散文
先日のウチ飲みで老幼なじみが「弟から筍を貰った」と言います。
今年は暖冬だったので筍の成長が早いようです。
彼曰く、私の生家所有の竹林が毎年猪に荒らされて泣き寝入りしているが、今年は先に掘り出して猪を見返してやろう!
その意見に賛同しました。
前日から鍬を水に漬けておきました。

暫く使っていない鍬は、木の柄が乾燥して、細くなって抜けてしまいます。
従って、水に漬けて、木を膨張させて、抜け難くします。
それくらいの知識は身に着いています。

納屋には長靴があります。
ヒ―ルがあって、どう見ても女性ものです。
ところが、25.5cmサイズなのです。

母は23.0cmだったし、妹は23.5cmと24.0cmです。
誰のものだろう?叔母が置いて行ったものだろうか?
でも、叔母達も皆小柄です。
結局誰のものか分からないまま、私にピッタリなので、作業する時に履いています。

ここ数日抜いた草が一輪車に少し貯まっています。
ついでにこの草を捨てて、帰りには筍を積めばいい訳です。

鍬を乗せて、老幼なじみと張り切って出発しました。

畑に行く山道です。


色んな物が棄てられています。





田舎の人は何でも簡単に山へ棄ててしまいます。
どこへ行っても、人家から50m位入るともうゴミが棄てられています。

それはさておき、生家所有の畑兼竹林に到着しました。
正確には、柿や栗や無花果を植えて、畑を耕していた脇に小さな竹林が在ったものが、いつしか柿や栗や無花果が枯れ今は竹が畑の半分を占めている、もはや畑とは言えない土地です。

生家から歩いて僅か5~6分の所です。

!! 唖然としました。
一面荒らされています。
そこかしこに地面を掘って食い散らした筍の皮が散乱しています。











これ以上載せるにしのびません。

積んで来た草を棄てて、全然使わなかった鍬を持って帰ります。


今年も泣き寝入りです。

トボトボと生家へ帰る田舎道です。

コメント
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