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荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

茅の輪くぐり

2015年06月30日 | 散文
梅雨時は、夏越の祓の季節でもあります。

根津神社を訪ねると「大祓・茅輪神事」の案内がありました。

楼門の向こう、唐門前に環が見えます。



本番を明日に控えてすっかり準備が整っていました。



綺麗な「真円」です。
私のふるさとの氏神さまにも同じ行事があり、「環越しさん」と呼んでいました。
人手不足で行事の継承が危ぶまれるなか、現在も続けられているようです。

我が氏神様の「環」はいつも歪んでいました。
同じように、左右に柱を立てて、輪を吊り下げているのですが、円より四角に近く、そう、トーストパンの外周状態でした。

改めて根津神社の茅環を見るに、「真円」だとありがたさを感じます。
拝殿から楼門を振り返ります。

ありがたさが増します。

こちらは赤坂日枝神社の茅環です。
やっぱり「真円」です。

神事も見た目が大事です。
柔らかい真ん中だけを食べて残された「トーストパンの外周を吊り下げたもの」では信仰心が起りません。

今ふるさとでは、老幼友達が神社総代を務めており、氏神様の催事一切を取り仕切っています。
遠くふるさとを思う氏子として、彼に「前例に拘ることのない改革」を進言しようと思います。

コメント (2)
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