誰にも言わず、誰にも悟られず。
多分、段々と歳をとり、老いて旅立つまで
僕は、僕の世界を 黙って
抱いていくのだ。
誰にも言う必要はない。
誰にも言うつもりはない。
僕だけが抱えていればいい。
僕だけが知っていればいい。
言ったところで何にもならないし
言ったところで僕の世界が
スッと 海の泡のように
消えてしまうのだろう。
抱えて苦しいことは、しょっちゅうだが
誰にも言えず、ただ 夜空を見ている。
人間、そんなこともあるんだろう。
こう言ってると、
ものすごい秘密を持っているようだが
生憎、そういうことでもない。
どっちかといやぁ、サムライ気取りに他ならない。
でかい声で言う程のことでも、
そんな大仰しいことでも、全くない。
っていうか、サムライ気取りになってなきゃあ
やってられんのさ。
僕だけの世界で悩むことは、果てしなく広く薄暗く感じる。
そこに一筋でも 光が射すのかさえ分からない。
でも、薄暗いということは、どこかに灯りがあるはずなのだ。
何処にあるのか?
ないかもしれないが
あるのかもしれないという、形のない希望だけが
無重力の僕の中で、一筋の光の代わりに
頼りなくぶらさがっている。
僕は、矢張り 僕の中にしか居ない。
世界に一人の僕に
今日も幻滅しながら、一筋の光を探しているんだ。
これからも、苦しいだろうが
探すしかないのだ。
僕のポートレイトは
まだ 色のないカメラの中に。
多分、段々と歳をとり、老いて旅立つまで
僕は、僕の世界を 黙って
抱いていくのだ。
誰にも言う必要はない。
誰にも言うつもりはない。
僕だけが抱えていればいい。
僕だけが知っていればいい。
言ったところで何にもならないし
言ったところで僕の世界が
スッと 海の泡のように
消えてしまうのだろう。
抱えて苦しいことは、しょっちゅうだが
誰にも言えず、ただ 夜空を見ている。
人間、そんなこともあるんだろう。
こう言ってると、
ものすごい秘密を持っているようだが
生憎、そういうことでもない。
どっちかといやぁ、サムライ気取りに他ならない。
でかい声で言う程のことでも、
そんな大仰しいことでも、全くない。
っていうか、サムライ気取りになってなきゃあ
やってられんのさ。
僕だけの世界で悩むことは、果てしなく広く薄暗く感じる。
そこに一筋でも 光が射すのかさえ分からない。
でも、薄暗いということは、どこかに灯りがあるはずなのだ。
何処にあるのか?
ないかもしれないが
あるのかもしれないという、形のない希望だけが
無重力の僕の中で、一筋の光の代わりに
頼りなくぶらさがっている。
僕は、矢張り 僕の中にしか居ない。
世界に一人の僕に
今日も幻滅しながら、一筋の光を探しているんだ。
これからも、苦しいだろうが
探すしかないのだ。
僕のポートレイトは
まだ 色のないカメラの中に。