無線室

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JRデジタル列車無線、現在の周波数割り当て

2009-02-04 13:56:36 | 鉄道無線
 すでに、アナログの旧8ch、旧3chがデジタル化した首都圏のJR列車無線。ここで、現在の周波数割り当て状況をまとめてみたいと思います。

周波数アナログchデジタルch
352.53750
352.54375
352.55000
352.55625
352.562503(停波)
352.56875
352.57500
352.58125
352.58750
352.59375
352.60000
352.60625
352.612507(旅客一斉)
352.61875
352.625008(停波)
352.63125
352.63750
352.64375
352.65000
352.65625旅客一斉(現在は停波)
352.66250
352.66875

※周波数の単位はMHz。
※移動局の周波数は、上記周波数の16.5MHz下。
※「-」は未使用のch。


 この表を見ると、次にデジタル化される3号線区(4ch)がどの周波数に割り当てられるか、おおよそ見当がつきます。
 まず、アナログは12.5kHzステップ、デジタルは6.25kHzステップです。現在アナログのchの±6.25kHzの範囲では、デジタルが出てしまうとアナログにカブってしまいます。そのため、アナログの隣接chにデジタル波を割り当てることができません。
 この条件を満たすのは、352.56250MHzと352.66250MHzの2波となります。

 しかし、ここで問題発生。デジタル列車無線では3波で1組のchとして運用されているので、残りの1波が上記の条件ではどこにも割り当てられなくなってしまうのです。
 その辺のことを考えて調整するのは総合通信局の役目なので、どこかしらに割り当てられるはず。なので、3号線区のデジタル波は352.56250MHz、352.66250MHzともう1波と考えられそうです。

 なお、完全デジタル化が達成されれば、周波数の変動もあるとの情報も。実際には、どうなってしまうのでしょうか?