今日は2ヶ月に1回か2回廻って来る事務所の当番の日である。
通常の月の事務所当番は午前10時から午後3時までだが、8月は暑い最中でガイド依頼も余りないと言うことで午後1時から4時まで2人で務めることになっている。
ということで通常の月は午前と午後に亘るので昼食を持参するか、近くの食堂で交代して食べに行くかと言うこととなるが、大抵は弁当かオニギリなどを持参してくるケースが殆んどである。
今日は8月で午後からになるので昼食は家で食べてから出かけることとなるが、事務所までは歩いて15~20分程度なので12時30分ぐらいに自宅を出た。
事務所当番の時は事務所に只いるだけでは勿体ないので私の場合はパソコンを持参して資料をファイルすることにしている。
12時50分に到着して先ずは事務所の入り口のドアや窓を開けて暑い空気を出すことから始めた。
その後、エアコンのスイッチを入れて部屋を冷やしながら持参したパソコンをセットして使用できるようにしたが、事務所当番の相方の人が午後1時を5分過ぎても来ないので事務所の電話で呼び出しをかけると今出られないということで留守電に切り変わった。
留守電に事務所当番であることの用件を伝えるとすぐに電話がかかって来た。
女性の場合に多いが、誰からの電話なのか取り敢えず留守電で用件を聞いてから電話に出るようにしているようである。
事務所当番であることを伝えると「1時30分ではないのですか?」と言うから「1時です」とぶっきらぼうに言う。
そして彼女の言うことが「今出たところです」というが、そんなすぐばれるような言い訳をするなといいたいところを我慢して受話器を置く。
他の会員は自宅の電話か携帯電話、そして住所も乗っているのだが、彼女の自宅の住所は住所録に載っていないのでどのくらい事務所までかかるかの見当もつかない。
どちらにしてもこういうすぐにばれるようなウソをつく奴は大嫌いである。
だから1時20分過ぎにやって来て「済みませんでした。よろしくお願いします」と言っていたが「こちらこそ」と言いながらパソコンから目を離さないで無視していた。
しばらくは沈黙が続く。
時々私がパソコンを打ち込んでいる様子をうかがっていたが、完全に知らん顔である。
だけどそのうちに眠気がやって来て手が止まりだしたので眠気覚ましに缶コーヒーでも買って来ようとその旨言うと「どうぞ行って来てください」と言い、彼女も少しホッとしたようである。
あのまましゃべらずにずっといたら息が詰まったのではないだろうか。
ところが事務所を出てどの辺に自販機があるか、事務所に来る道にはいくつかあったが少し遠いところにあったがしょうがないから来た道を歩いて少し遠いところまで歩いて買ったが、事務所に戻って来て「すぐ近くにあるかと思ったが、なかったので少し遅くなりました」という。
事務所に理事長代理が来て近日の打合せ用の資料のプリントアウトをしていた最中であった。
しばらくしたら相方の女性Fさんが「よかったら食べて下さい」と言って私と、理事長代理に横浜の土産にもらったお菓子ですと差し出してくれたので遠慮なく頂きながら缶コーヒーを飲む。
しばらくして理事長代理のY氏が帰った後、すっかり打ち解けていろんな話をするようになったが、聞けば昨年の養成講座で入会したばかりで今日が初めての事務所当番で月1回の定例会も余り出ていないようだった。
今日は外部からの電話もなく、来客もなしで日誌に必要事項を記載して事務所を出て解散となった。