いよいよSの店に行く11月最後の日となりそうである。
というのは私はSの店にはE子さんが担当している水曜と金曜にしか行かないが、今日は水曜なので11月としては残りが今週の金曜だけとなる訳だが、金曜はHダンスクラブのクリスマスパーティに出るミニデモ参加者のレッスン日として木曜の補習レッスンを担当しているY氏が準備してくれているので今後はそちらに参加する必要があるためにSの店に来るのは11月としては今日が最後となり、残りは12月だけの営業となりこの店をたたむと言うこととなる訳である。
ところが肝心の12月は水曜は勿論高大がある日なので冬休みに入る26日ノミの参加になる可能性が高い。
もちろん金曜日は先述したようにHダンスクラブのミニデモ参加者のレッスン日となっているからである。
Sの店に通い出して7年程になるかと思うが、その当時は月曜と木曜を担当していたK子さんの木曜だけSの店にきて居たのである。
そのK子さんが辞めて2年半になるが、私も2年半前まで来ていてK子さんが辞めた5月以降はこの店には来なくなっていたがその年の年末に部屋を片付得ている時にカラオケチケット7,8枚が出て来たのでそのチケットだけ消化したらSの店ともオサラバのつもりだったのだが、行くなら同じ木曜でなく担当者の女性の中で1番若くて人気のあるE子さんが担当している金曜日だったと思うがやって来たのである。
Sの店の戸の担当者の時に来るかを最初に決める時に各担当者がやっている日に来て一番歌が上手いとのことだったので木曜担当のK子さんの時に来るようになったものである。
その時にE子さんの人気走っていたが酒を飲む客が多くその時点では敬遠したのを覚えている。
話は元に戻るが、2年前の年末に来た時、E子さんは何年も前に私が来たことを覚えていてエーッといいながら私の名前を言い当てたのである。
後から聞くと浜田省吾の「もう一つの土曜日」を歌ったのが印象的であったと言うことだったが彼女は浜省のファンだったということで私の印象が強く残っていたのだという。
それにしても何年も前のひょこんと来た私の名前を憶えていたのには驚ろいたのと感動したのとでこのままオサラバは悪い気がしてその後もSの店に通うようになり、常連客の一角に据えて貰っているという今日この頃である。
ところがいよいよ12月26日の水曜をもってこの店をたたむことになってしまって残りの日数もドンドン少なくなって来ている訳である。
今日は11月に入って今まででも珍しく客の少ない日だったが、それでも一番多い時間帯には20人程の客がいた。
途中でママが入って来て「今日はこの店を借りたいと言う人が見に来るという」と言うことだったが、しばらくして店のドアが開いて中を覗き込んでいる男女のカップルが来た。
このカップルが店を見に来たと言うことだったが、これが中国人だったようだ。
日本語はそれなりに話せるようだが、中に入らずに一瞥してそのまま引き返して行ったのでこれは借りる気が無くなった感じだなと思ったものである。
今日はそんなこともあったが、いつもの帰りの時刻である5時になったが、客の入りも数が少なくて5曲歌うことが出来た。
帰りに常連さんたちに通常は来なかったのだが高大が3時に終わって特に用事がなければその帰り道に寄るかも知れないということで「遅がけに来るかもしれない」と言ったら「来て!来て!」と言われたものである。
店のドアを開けて帰る時に送り出してくれるがその時に「今度いつ来るの?」と訊くから「遅がけに来れたら来る」と言って冷えて来た闇の中に消えて行く。