今日は土曜日だが、毎週火曜日にお世話になっている西隣区のS小学校において児童全員を対象にした「学ぶくん」課程のお手伝いである。
我々ダンスグループは月・火・木と3つのコースを運営している訳だが、うちここS小学校では火曜日の夜に行なっている。
以前は「ゆとり教育ということで土曜日が休みになっていたが、学力低下が見られたので、最近は毎週ではないが土曜日も出て、社会勉強など」が行われるようになった。
その一環と言うことだと思うがS小学校に於いても大人たちの生涯学習ということで小学校を解放している訳だが、私達、ダンスグループも使わせて貰っている訳である。
このS小学校に於いては生涯学習の各団体が利用させて貰って日頃レッスンを行なっているが、児童達に体験学習をさせたいと言うことで昨年から授業の一環として社交ダンスも教えることになった訳である。
もちろん他のグループでも色んな学習をしていて同じ様に児童を受け入れ色々体験して貰っている訳である。
今年は2年目だが、去年も2回行ない、今年は10月に1回目を行なったが、今回はその2回目である。
朝8時30分に各団体は集合することになっているので今朝は6時30分に目覚しをセットしておいた。
ベルが鳴って起き上がり先ずは朝食を作る為に台所に立つ。
昨日の昼におでんを作っておいたの温めればよく、あとはご飯を炊くだけでOKである。
食事後はコーヒーを飲み、バスの発時刻である8時過ぎに行くまでしばしくつろぐことになったが、その間にいつもの様にメールやカレンダーなどもチェックしておく。
バスに乗りS小学校に到着したら集合時刻の20分前だったがダンスクラブのメンバーが見当たらない。
しばらくグルッと見渡したら後ろ向きだった女性がこちらを向いてIさんであることが解りこちらにやって来た。
「何人か来ていると思ったが私が初めてだった」と言う。
しばらくしたら他のメンバーも徐々にやって来て8時30分になると各団体ごとに前から後ろまで列を作り並ぶ。
今日の留意点を世話役の人が話し、各持ち場というか、日頃生涯学習に使わせて貰っている場所に散る。
いつもダンスレッスンをしている部屋に上がって上着を取り、蝶ネクタイに白いシャツ、黒のズボンで黒ベストを付けて準備する。
今日の参加者は男女先生、会長以下男性は私ともう1人の3人、あと6人が女性の合計11人である。
しばらくすると小さな低学年の児童がやってきた。
9時から1時間の前半と休憩を15分取った後の11時15分までの後半に分かれる。
前半は低学の1~3年生で後半は4~6年生の高学年と言うことである。昨年も経験しているが、最初が肝心だということで、まず最初に私たちがいつもレッスンをする前に行なっている準備体操から始まった。
最初が肝心で柔らかい雰囲気にする必要があるということで急遽ここへ来てからそうすることに決めたわけである。
その後児童を両脇に分けて廊下側のガラス窓のところと外の窓側にそれぞれ座らせる。
そして先ず社交ダンスとはどういうものか、どんな種目があるのかということで、我々参加メンバーが交互にペアを組んで踊って見せたのである。
全部で10種目踊ったが、私は別々の女性とペアになってワルツとルンバの2種目を踊った。
ジルバなどは音楽担当の人以外は参加メンバー全員で踊る。
その後いよいよ子供達に教えるマンボであるが、先ずは私達だけがペアになってどんな踊りをするかを見せる。
両手を繋いで踊るステップにして踊って行くが、子供たちにとっては未知の世界と言う感じで同じことをしなければならないことにエーッと言う感じである。
大体にして、最近の子供はキッズダンスやストリートダンスのように一人で踊ることには慣れているようだが、子供とは言え男女が手を繋ぐことに抵抗があるようで男同士や女同士で繋ごうとするのを引き離すことから始まる。
どうにか繋ぐ子もいるがなかなか津暗号としない子には我々が入って男児には女性が、女児には私など男性が繋ぐことにしてなんとかしなければならない。
そうして踊ることが出来たが、一旦できれば子供達も諦めたのかあとは素直に踊るようになった。途中で2班に分けて交互に踊って対抗意識を出すように仕向けたり、しながら前半を終えることが出来た。
15分間の休憩の間に主なものが集まってやり方がどうだったかなど話しが出た概ね良好である。
後半は高学年で割とスムースに行ったものの一部イヤだと言ってた子供もいたが高学年になればなるほど男女が手をつなぐことに抵抗感が出るのは思春期に近づいていることも物語っているのかも。
後半も無事終えて片付けた後、クラブの代表者だけ集まって反省会があるということで私たち他のメンバーは打上と言うことでレストランに移動してちょっとしたお膳とビールで乾杯しあとは色んな話題に花が咲く。
帰りには飲まない先生の車に乗せて貰って自宅の近くのバス停の手前で下して貰い自宅へと戻って来た。
自宅ではいつもと同じようにMSNニュースやYouTubeを見たり、ゲームに興じたりで今日も暮れていく。