『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「紙屋悦子の青春」 九州漫才

2007年02月09日 | 映画
原田知世のおばあちゃん、カワイイなぁ~。
永瀬正敏のおじいちゃんも、キムタクにヒゲだけつけて爺さんにしてみた『華麗なる一族』の万俵家の肖像画みたいだ・・・。
これは、老人のコスプレか!
ハリウッドから、ディック・スミス呼んでくれや~。

シーンは変わって、戦時下のある家庭の食卓に。
本上まなみ(大阪府茨木市育ち)と小林薫(京都市出身)夫婦登場。
『トップランナー』の司会が産休ではなちゃんに変わって喜ぶほど、本上まなみ、あんまり好きやないです~。
この演技に耐えられるかな~。
「ちゃっとん!」、「~もはん」
九州弁がバンバン登場する夫婦のなんともかみあわない会話とのんびりしたテンポが、『芋たこなんきん』のしゃべくりまくる夫婦漫才とは対象的で、関西人とは違って確信的に笑わそうとしてるんでない、九州の天然恐るべし~。
殊に本上まなみは、去年のM-1における「変ホ長調」みたいで、起用の意図が大成功してて、冒頭の漫才で、彼女発する「おまはんと結婚したのは~」のオチは、最高のツカミネタとなり、そっから原田知世(長崎市出身)と、電気オタク永瀬正敏(東国原知事と同じ宮崎県都城市出身)も加えての、不思議な間と、時にオチのない会話が、面白いだけでなく、時代も浮きぼりになってくるセリフがあったりで、「らっきょ」のセリフは、お見事でした!
『ゆれる』の脚本も素晴らしかったですが、この映画の脚本も違うベクトルで素晴らしいです。

ちょっとしたお祝いの日は、小豆から赤飯を作り、ちょっとした来客があれば、おはぎを作る。
うちの子供たち、赤飯もおはぎも大好きだから、一度手作りしてやりたくなりました。
一から作るのって、やっぱ、たいへんなんでしょうか・・・。

余談ですが、長崎県平戸市出身のナガヨ少尉は、長崎県大村市に転属となるのですが、永瀬正敏のナガヨは永与で、大村出身の大スターは長与千種です。
映画見てる間、ずっとナガヨは長与だと思ってました。
弁当箱の電気カイロも電気回路でなく電気懐炉だそうです。


★★★★(『ゆれる』も含めて、今からでも去年のベスト10を変更したい気分で一杯です)