内館牧子のTVドラマで、女姉妹のドロドロした関係を見ては、「姉妹ってのはヤダね~。嫉妬深いね~。えげつないね~。」などと他人事のように楽しんでましたが、それは気づかないフリをしてるだけでした。
男兄弟も、同じなのに・・・。
法事で親戚の子を膝の上に乗せて見事にあやすシーン(弟:オダジョーの方は、7年してもすぐ子供に馴染まれないキャラ)や、洗濯物をおっちんしてたたむ後姿に、兄:香川照之シンクロ率が高くなってきたところで、ひそかにエエなぁ~と思ってたパートの真木よう子に気持ち悪がられるシーンがきたところは応えました。
やっぱり、いい人系より、危うい香りのする方がええねんね~。
やっぱり、男も顔や、顔!
やっぱり、金や、金!
すぐ謝ったり(土下座の安いこと!)、女に気持ち悪がられてるのに気づかず余計キモイことする、モテナイ男のえげつないセンチメンタリズムまで描ききったこの脚本は、なんと女性監督の手によるものである。
西川美和。
広島県出身。
映画の端々で、同県出身の浜田省吾の歌「MONEY」を思い出しました。
「この町のメイン・ストリート 僅か数百メートル
さびれた映画館と バーが5,6軒
ハイスクール出た奴らは 次の朝
バッグを 抱えて出てゆく」
ま、詩が書かれた時代が違うからあれだけど、晩飯食う所に困ってたし、なんとなく雰囲気は同じっぽい。
東京(都会)へ出たいというのは若者の共通意識としていまだにありそう。
「兄貴は消えちまった 親父のかわりに
油にまみれて 俺を育てた
奴は自分の夢 俺に背負わせて
心ごまかしているのさ」
親父の伊武雅刀は、セミリタイア状態で兄が学費をってわけじゃなかったけど、まさにガススタで働く油にまみれた仕事をしてて、好きな仕事してるる弟に複雑な気持ちをもってるとこは一緒や~。
「MONEY MONEY MAKES HIM CRAZY
MONEY MONEY CHANGES EVERYTHING
いつか奴らの足元にBIG MONEY
叩きつけてやる」
弟オダジョーは弁護士のおじ蟹江(伊武の弟)に、BIG MONEY、
伊武父は、被害者の家族に、BIG MONEY叩きつけてました。
以上が1番の歌詞で、2番は真木よう子とオダジョーの学生時代編みたいな詩になってて、最後の方には、こんな歌詞まである。
「俺はなにも信じない
俺は誰も許さない
俺はなにも夢みない」
兄と弟が面会室で対峙するとこがこんな感じでした。
このあと続く歌詞は「なにもかもみんな爆破したい」で、溜まりに溜まってから爆発する
兄みたい。
と、まぁしょうむないことを書いてますが、そんなん抜きにして漫画原作の氾濫する邦画界に、原作なし、こういう話を一から作り上げた才能は、素晴らしいにつきますね~。
自然体の演技が素晴らしかったオダジョー、死んだ鯛の目みたいになっていく香川照之、
典型的な田舎の家長伊武雅刀、ヒゲがカッコイイ蟹江敬三、法事によくいる親戚河原さぶと、役者陣もいい演技でした。
真木よう子が、ガソリンスタンドの制服姿でオダジョーの車の窓を拭くシーンがエロかったけど、ホントに西川美和さんって、男じゃないの?
★★★1/2
男兄弟も、同じなのに・・・。
法事で親戚の子を膝の上に乗せて見事にあやすシーン(弟:オダジョーの方は、7年してもすぐ子供に馴染まれないキャラ)や、洗濯物をおっちんしてたたむ後姿に、兄:香川照之シンクロ率が高くなってきたところで、ひそかにエエなぁ~と思ってたパートの真木よう子に気持ち悪がられるシーンがきたところは応えました。
やっぱり、いい人系より、危うい香りのする方がええねんね~。
やっぱり、男も顔や、顔!
やっぱり、金や、金!
すぐ謝ったり(土下座の安いこと!)、女に気持ち悪がられてるのに気づかず余計キモイことする、モテナイ男のえげつないセンチメンタリズムまで描ききったこの脚本は、なんと女性監督の手によるものである。
西川美和。
広島県出身。
映画の端々で、同県出身の浜田省吾の歌「MONEY」を思い出しました。
「この町のメイン・ストリート 僅か数百メートル
さびれた映画館と バーが5,6軒
ハイスクール出た奴らは 次の朝
バッグを 抱えて出てゆく」
ま、詩が書かれた時代が違うからあれだけど、晩飯食う所に困ってたし、なんとなく雰囲気は同じっぽい。
東京(都会)へ出たいというのは若者の共通意識としていまだにありそう。
「兄貴は消えちまった 親父のかわりに
油にまみれて 俺を育てた
奴は自分の夢 俺に背負わせて
心ごまかしているのさ」
親父の伊武雅刀は、セミリタイア状態で兄が学費をってわけじゃなかったけど、まさにガススタで働く油にまみれた仕事をしてて、好きな仕事してるる弟に複雑な気持ちをもってるとこは一緒や~。
「MONEY MONEY MAKES HIM CRAZY
MONEY MONEY CHANGES EVERYTHING
いつか奴らの足元にBIG MONEY
叩きつけてやる」
弟オダジョーは弁護士のおじ蟹江(伊武の弟)に、BIG MONEY、
伊武父は、被害者の家族に、BIG MONEY叩きつけてました。
以上が1番の歌詞で、2番は真木よう子とオダジョーの学生時代編みたいな詩になってて、最後の方には、こんな歌詞まである。
「俺はなにも信じない
俺は誰も許さない
俺はなにも夢みない」
兄と弟が面会室で対峙するとこがこんな感じでした。
このあと続く歌詞は「なにもかもみんな爆破したい」で、溜まりに溜まってから爆発する
兄みたい。
と、まぁしょうむないことを書いてますが、そんなん抜きにして漫画原作の氾濫する邦画界に、原作なし、こういう話を一から作り上げた才能は、素晴らしいにつきますね~。
自然体の演技が素晴らしかったオダジョー、死んだ鯛の目みたいになっていく香川照之、
典型的な田舎の家長伊武雅刀、ヒゲがカッコイイ蟹江敬三、法事によくいる親戚河原さぶと、役者陣もいい演技でした。
真木よう子が、ガソリンスタンドの制服姿でオダジョーの車の窓を拭くシーンがエロかったけど、ホントに西川美和さんって、男じゃないの?
★★★1/2
真木よう子、ほんとそそりました~。ラブシーンよりも店員さんの姿に…笑
サマータイムマシーン・ブルースの時はさほど思わなかったんだけど…
思わず買うつもりのなかったポストカード付パンフを買ってしまいました。
自分は順位変えちゃいました(笑)
本家シネカノンで受賞凱旋アンコール上映が実施されるので、また観たいと思っています。
ほんとだ。
この歌、ピッタリですね。
もしかして監督は
ハマショーのファンだったりして…
土下座、プライドなんて言葉が吹き飛ぶ早さでしたね。それが似合うところが香川照之、あなどれないっす(^^;
ハマショーもびっくりですよ~
「ゆれる」推進委員長(ウソです)としてはこの映画を推してきた甲斐があったというものです。
aq99さんにも気に入っていただけて本当に良かった!
オダジョーは今からこれ以上の映画に出会える可能性は低そうなので(爆)、今年はなんとか日アカで主演男優賞を取ってもらいたいんです。
いえ、別に日アカに価値を見出してるわけじゃないんですが、あれが唯一テレビ放送される映画賞なので、オダジョーと香川さんが賞を取る事で「ゆれる」という単館系の映画にみんなが注目するんじゃないかな~と思って。
あ、でも、西川美和監督は日アカにノミネートすらされていないんですよね。
やっぱり日アカはどこかヘンだ~~(笑)
>やっぱり、いい人系より、危うい香りのする方がええねんね
ハイ。うちのダンナサマはメチャいい人系です。そんな彼を愛しながらも(爆)、オダジョーにクラクラきております。
aq99さん、奥様に「舌出せよ」なんて言っちゃダメよ~。
先日違う映画の舞台挨拶で生西川監督を見ましたけど、頭よさ気な理知的な姐さんでしたよ。
ホント、原作がないっていうところに、ガツンとやられちゃいましたー。
舌出せよ!なんて、言われてみたい!笑
続編は出ないだろうな~。。。
でも、他にいっぱい出演してくれてますよね~。
TVドラマには、あんまり出ないでほしいです。
謝ったら許してくれると思ってる。
こちらの面の香川像、さすがのハマショーも歌詞にしてません。。。
彼はどんなファッションで来るんでしょうかね~?
どこかのクラブでサックス吹いてるとか、プロダクションが辞退しろとか、撮影で来れないってことないですか。
西川女史、監督賞どころか、脚本賞にもノミネートがないって、お前ら見てないやろ!と思ってしまいます。
結婚するなら、やっぱ、いいひとをってことですね。
安心します。
ぜひハマショーのこと聞きたかったのに残念!
女性陣は「舌だせ」の食いつきがいいようですが、ここは西川監督の女性ならではのとこが発露した部分なんですかね~。