『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「ジャーヘッド」 イメージキャラ山本KID徳郁は、頭の形だけで選んでないか? 

2006年02月15日 | 映画
ラジー賞界において、スタローンの後継者になった感のあるトム・クルーズが、「ドント・ウォーリー・ビー・ハッピー」を聞きながら都会でのんきに「カクテル」(ラジー賞作品賞)をふるまっていた頃、「華氏911」で見たように田舎の若者はショッピングセンターで海兵隊の甘い言葉に誘われてました。
トムのその後は、「7月4日に生まれて」(アカデミー賞作品賞ノミネート)で、ベトナム戦争から車椅子で帰ってきましたが、その若者たちは、その後どうなったのか。
「フルメタル・ジャケット」同様のモーレツシゴキ教室を経て、向かう戦地は中東。
でも、結構「シルミド」状態。
起こす反乱は、小さいものだけど、受けたダメージは同じくらいか。
「戦争は、皆同じだ」もんね。


「地獄の黙示録」を見ながら戦意高揚させ、偽りの「ディア・ハンター」を見て厭戦感を持ち故郷に思いを馳せるシーンは、この映画の白眉でした。
「アメリカン・ビューティ」もそうだったのですが、サム・メンデス監督はエロネタをドラマに混ぜるのがホントに上手い!
見てないのですが「ロード・トゥ・パーディション」にもエロネタはあるのでしょうか?
「地獄の黙示録」で、実際の死体を使って撮影したとまことしやかに言われてましたが、この映画でもそうなんじゃないかと思うくらいリアルなエグイ黒コゲ死体がゴロゴロしてました。
「はだしのゲン」を思い出しましたよ。
あっ、やっぱり「戦争は、皆同じ」だ!


★★★